不利差異

不利差異とは、原価の理想値である標準原価(予定原価)と実際原価の差異が「標準原価<実際原価」となった場合をいう。

一般的に、標準原価は実際原価より低く設定されるが、生産現場では、標準原価を目指してコストダウンを図るものの実際原価は標準原価まで下がらないことが多い。

不利差異の場合、現場では追加費用が必要になる一方、「標準原価>実際原価」となった場合を有利差異といい、差額は利益に加算される。