JFLAホールディングス、「加賀の井」など酒造会社10社を譲渡
JFLAホールディングス(3069)は、傘下の盛田(愛知県名古屋市)を通じて保有する酒造会社10社の全株式を伝統蔵(東京都中央区)に譲渡することを決めた。譲渡価額は公表されておらず、譲渡日は2023年1月1日を予定。
盛田はJFLAホールディングスの全額出資子会社で日本酒、しょうゆ・みそなどを製造する企業。一方の伝統蔵は酒類関連企業のコンサルティング業務を手掛けている企業。
今回、盛田が株式を譲渡するのは以下のとおり。銀盤酒造を除き、盛田が各社の株式を100%所有している。
- 加賀の井酒造(新潟県糸魚川市)
- 老田酒造店(岐阜県高山市)
- 中川酒造(鳥取市)
- 千代菊(岐阜県羽島市)
- 常楽酒造(熊本県錦町)
- 佐藤焼酎製造場(宮崎県延岡市)
- 銀盤酒造(富山県黒部市)
- 富士高砂酒造(静岡県富士宮市)
- 阿櫻酒造(秋田県横手市)
- 桜うづまき酒造(松山市)
本件はコロナ禍による業績低迷を受けた経営改善計画の一環とされている。
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