セガサミーホールディングス、モバイルゲームを手掛けるフィンランドの「ロビオ」をM&A
セガサミーホールディングス(6460)は英国現地法人を通じて、フィンランドのロビオ・エンターテインメント(ウーシマー県)をTOBによって子会社化することを決定した。
取得価額は約1,049億8,000万円。買い付けは5月8日前後に開始し、完了予定は2023年7~9月。1株9.25ユーロ(約1358円)で買い付け、全株式の取得を目指す。
ロビオは2003年に設立されたナスダック・ヘルシンキ市場の上場企業で、モバイルゲームは累計50億ダウンロードに上り、なかでも2009年に発売した人気モバイルゲーム「アングリーバード」で知られている。
ゲーム以外にもブランドライセンス事業を通じてアニメ、キャラクターグッズなどの幅広いジャンルでブランドを展開している。
セガはロビオの持つモバイルゲームの開発能力や運営力を獲得することで、ゲーム事業のポートフォリオを強化し、グローバル展開を加速することを目論む。
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