損害保険会社への転職の志望動機はどう書く?書き方や求められるスキルも紹介
損害保険会社は未経験からでも転職が可能な業界です。
損害保険会社への転職では面接で志望動機を明確に説明できることが、選考突破のカギになります。
本記事では損害保険会社の近年の求めているスキルや志望動機の書き方についてご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
損害保険会社の特徴
新たな保険商品の登場
損害保険会社の保険料の約半分を占める自動車保険料が、近年の自動車事故の減少に伴い引き下げられました。
自動車保険は損害保険会社の重要な収入源と言えるため、自動車保険に代わる新たな保険商品の開発に取り組んでいます。例として個人情報の漏洩に備えるサイバーリスク保険などがあります。
海外展開の動き
少子高齢化に伴い国内の保険市場は中長期的に縮小していくと考えられ、大手損害保険会社は海外展開を進めています。東南アジアやBRICsなどの新興国に、特に力を入れています。
損害保険会社で求められる力・スキル
体力・精神力
損害保険会社では事故や災害などの困難な状況にある顧客に対応することになるため、精神的にタフであることが求められます。
また代理店の営業では休日出勤が重なる場合もあり、体力も必要になります。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力を求められる職業は多いですが、損害保険会社では特に重要なスキルの一つになります。
保険の営業では人には話しにくいような人生設計や経済状況を顧客から聞き出し、それに沿った保険を提供する必要があります。保険の販売だけでなく、相手の話をよく聞き顧客に信頼してもらう力も重要とされています。
また損害保険会社では社内外の人と連絡を取る機会も多く、コミュニケーション能力の高さは採用選考においてとても重視されています。
相手に寄り添う力
損害保険会社では事故や災害に遭った顧客に対応するため、相手の状況や気持ちに寄り添うことも必要です。
困難な状況であっても、顧客のために最後までやり抜くという熱意のある人が向いています。
英語力
保険の国内市場は少子高齢化によって中長期的には縮小していくと考えられており、海外展開に力を入れている損害保険会社が多くなっています。そのため英語力があると選考で高く評価されることがあります。
英語力に自身がある方はTOEICやTOEFLなどの英語試験を受験しておくのがおすすめです。
志望動機を書く際の基本ルール
志望動機に入れる内容
志望動機では主に「入社意欲」「業界・企業の理解度」「企業に魅力を感じた理由」を書きます。
選考官は入社意欲や業界・企業の理解度から候補者の熱意を確認することで、早期退職のリスクが無いかを判断しています。
また志望動機では企業の魅力だけでなく、「魅力を感じた理由」を明確にすることで他の候補者との差別化を図ることができます。
結論から書く
志望動機では結論から書き始めましょう。結論を最初に書きその後に理由や具体例を続けることで、選考官に自分の考えが伝わりやすくなります。
また初めに結論を置くことは、志望動機だけでなく面接でも有効です。
エピソードでオリジナリティを出す
志望動機は企業の魅力の羅列にならないように気をつけましょう。
企業の魅力を感じた点と魅力を感じた理由、そして具体的なエピソードを加えるとオリジナリティが出て印象に残る志望動機になります。
入社後の目標やビジョンを伝える
過去のエピソードだけでなく入社後の目標やビジョンを入れると、入社意欲が伝わりやすくなります。
その際には自分のスキルや経験が業務にどのように活かせるのかを意識して書くと、より好印象に繋がります。
志望動機を書く際の流れ
業界研究・企業研究を行う
志望動機を書く前に、業界研究・企業研究を行う必要があります。
業界や企業について理解することで、自分が業界や企業のどの部分に魅力を感じたのかがより明確になります。企業研究には企業サイトだけでなく社員のインタビューや口コミサイトも参考になります。
また業界研究・企業研究は面接対策にもなるため、しっかりと行いましょう。
自己分析を行う
業界研究や企業研究と同時に、自己分析も進めます。
自己分析をすることで自分のスキルや経験を再確認することができます。志望動機で自分のスキルをアピールするときは、企業が求めるスキルと合致していることが重要です。
志望動機を書く
企業研究と自己分析ができたら、実際に志望動機を書きます。
志望動機は、どの業界・どの企業にでも当てはまるような内容にならないように気をつけます。
添削してもらう
志望動機を書いたら誰かに添削してもらいましょう。
添削してもらうことで、自分では見落としていた点を見つけることができます。知人に添削してもらうことが難しければ、転職エージェントに登録することで志望動機を添削してもらうことができます。
NGな志望動機の例
具体性に欠ける
志望動機では具体性を持たせることが重要です。
経営理念に共感したという志望動機がよくありますが、これだけでは経営理念に共感した理由やきっかけが分かりません。志望動機では抽象的なワードはできるだけ具体的に説明するようにします。
顧客目線だけの志望動機
顧客側の目線だけの志望動機も、マイナス評価に繋がりやすいです。
企業の商品やサービスに魅力を感じた等の志望動機だけでは、入社後のビジョンが伝わりません。商品やサービスに言及する場合は、それをきっかけにどのように企業に関わっていきたいのかまで付け加える必要があります。
研修や教育制度だけの志望動機
研修や教育制度が充実しているから、という志望動機もマイナス評価になってしまうことがあります。
こうした志望動機は一見、成長意欲が感じられる良い志望動機に見えますが、会社のサポートが無いと成長しない受動的な姿勢であると取られてしまう事があります。
おわりに
損害保険会社への転職で、効果的な志望動機の書き方についてご紹介しました。
未経験から損害保険会社に転職する場合は、志望動機は特に重要な選考基準になります。自分の志望動機が不安な場合は、転職エージェントに相談してみてください。
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