フリーランスコンサルタントになるには?必要なスキルや経験を解説
フリーランスコンサルタントとは企業やコンサルティングファームに所属せずに、クライアントに対してコンサルティング業務を行う人のことです。
フリーランスコンサルタントは高収入や働きやすさなどのメリットから近年注目されている職種で、フリーランスコンサルタントを目指す人が増えています。
本記事では、フリーランスコンサルタントのなり方や、フリーランスコンサルタントになるメリット・デメリットについて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスコンサルタントとは
フリーランスコンサルタントの働き方
フリーランスコンサルタントの働き方には「常駐型」と「リモート型」があります。
常駐型はクライアントの企業に直接出向き、クライアント先に常駐して業務を行う働き方です。
リモート型は基本的にはクライアント企業には行かずに、自宅などで場所で業務を行う働き方です。クライアントとはオンラインでコミュニケーションを取りながら働きます。リモート型は自分の好きな場所で働けるため、近年人気が高まっています。
フリーランスコンサルタントの報酬体系
フリーランスコンサルタントの報酬体系には「タイムチャージ方式」、「定額方式」、「プロジェクト方式」があります。
タイムチャージ方式は稼働時間制とも言われており、1時間あたりの報酬が決まっていて、働いた時間に応じて報酬が支払われる方式です。
定額方式は働いた時間やプロジェクトに関係なく、契約期間中は決まった額が支払われる方式です。1か月に数回、クライアントの経営状況に応じてアドバイスやミーティングを行い、報酬を貰う案件が多くなっています。定額方式を受注できるのは、かなりのスキルや経験のあるコンサルタントに限られます。
プロジェクト方式は、参画するプロジェクトごとに報酬が決まっている方式です。プロジェクトの規模や稼働率によって、報酬には大きな差があります。
フリーランスコンサルタントになるには
コンサルティング案件を探す
フリーランスコンサルタントになるにはまず、自分が担当する案件を探す必要があります。案件の獲得方法は、大きく分けて3つあります。
知人や友人から仕事をもらう
これはフリーランスになる前に働いていたコンサルティングファームや企業から仕事を受注したり、以前のクライアントから仕事を受注する方法です。
相手が自分の得意分野を把握しているため、自分に合った案件をくれる可能性が高いことがメリットです。
営業をして仕事をもらう
これは企業のサイトやSNSに、直接連絡して仕事をもらう方法です。
また自分のサイトやSNSを活用し、宣伝したり営業活動を行う人もいます。相手側の企業についてしっかりリサーチしなければ、受注が難しい方法です。
フリーランスコンサルタント向けエージェントを利用する
これはフリーランスコンサルタント向けのエージェントに登録し、自分に合った案件を選んで受注する方法です。最も一般的で、ツテが無い人でも案件を受注しやすいことがメリットです。
また担当エージェントが自分に合った案件を紹介してくれたり、面接の練習をしてくれるため、初心者でも安心です。
職務経歴書を用意する
受注したい案件が見つかったら、クライアントに職務経歴書を提出します。
フリーランスコンサルタントの職務経歴書は、クライアントが求めているスキルや経験があるかを見極めるためのものです。クライアントが読みやすいように、自分の経験について「分かりやすく」「簡潔に」書かれていることが重要です。
クライアントと面接をする
クライアントとの面接は、発注先の事業会社と行う場合や、事業会社から案件を受注しているコンサルティングファームと行う場合があります。面接は1回のみの場合もあれば、複数回行われる場合もあります。
面接ではプロジェクトの内容やこれまでの経歴、プロジェクトで活かせるスキルについて話すことが多くなっています。面接をパスすると、案件を獲得しフリーランスコンサルタントとして稼働することになります。
フリーランスコンサルタントに必要なスキル・経験
コンサルティングファームでの3年以上の実務経験
フリーランスコンサルタントに必要な資格は特にありませんが、コンサルティングファームでの3年以上の実務経験が必要であると言われています。
クライアントはコンサルティングファームに所属していた時の経験を信頼して仕事を発注するため、コンサルタントの経験が無かったり、コンサルティングファームに所属していた期間があまりに短いと案件の受注が難しくなってしまいます。
営業力
フリーランスコンサルタントは会社員と異なり、自分で案件を獲得する必要があります。
コンサルタントとしての実力があっても、上手くクライアントに伝えられないと案件の受注が難しくなってしまいます。そのため自分の得意分野をしっかりと理解し、クライアントにアピールする営業力が必須です。
自己管理力
フリーランスコンサルタントは仕事の自由度が高いため、自分を律しながら計画的に仕事を進める自己管理能力が必要です。
仕事の進め方はコンサルタントに任せられていることが多いため、計画的に進められないとクライアントに迷惑をかける場合があります。
反対に仕事を詰め込みすぎると、体調を崩して仕事が進まなくなってしまう原因になります。
コミュニケーション能力
フリーランスコンサルタントにはコミュニケーション能力が必要です。
コンサルタントはクライアントの課題を探り、解決法を提案する仕事のため、コミュニケーション能力が必須です。
個人で動くことの多いフリーランスコンサルタントにとって、コミュニケーション能力はより大切なスキルになります。
情報収集力
フリーランスコンサルタントには、情報収集力が必要とされます。
現場での情報収集に加え、市場の動向やトレンドをキャッチすることも重要です。企業に所属していれば、同僚や上司から情報を仕入れることも可能ですが、フリーランスは自ら情報を集めに行かなければいけません。
情報が少なかったり古かったりすると仕事に影響が出かねないため、情報収集はフリーコンサルタントの大事な仕事の1つになっています。
フリーランスコンサルタントのメリット・デメリット
フリーランスコンサルタントのメリット
フリーランスコンサルタントになるメリットは大きく3つあります。
報酬の高さ
通常は会社やコンサルティングファームに所属していると、クライアントが支払う報酬から会社が中間マージンを抜いた金額がコンサルンタントの報酬になります。
しかし、フリーランスコンサルタントの場合は、クライアントの支払う金額がそのまま報酬になるため、会社に所属しているコンサルタントより収入が高くなる傾向にあります。
自分の得意分野に注力できる
会社に所属している場合、会社が割り当てた案件を担当することになります。
しかしフリーランスコンサルタントの場合は、自分で案件を選んで行うため、自分の苦手分野や気の進まない案件を行うことはありません。
働き方が自由になる
受注した案件がリモート型の場合、働く時間や場所は特に決められていないことが多いです。
そのため自分の生活に合った働き方をしやすくなります。また案件を受注しない期間は自動的に休みになるため、長期休暇も取りやすくなります。
フリーランスコンサルタントのデメリット
フリーランスコンサルタントにはいくつかデメリットも存在します。
収入が不安定である
フリーランスは決まった収入があるわけではなく、案件を獲得できなかった場合は収入がゼロになることもあります。
また景気の影響を受けやすく、不景気の時には契約が打ち切りになりやすいことも念頭に置く必要があります。
自分で仕事を獲得しなければならない
フリーランスコンサルタントは、案件を自ら受注しなければなりません。
自分の得意分野を明確にし、クライアントにアピールする営業スキルも必要になります。
フリーランスコンサルタントとして失敗しないコツ
独立する前に経験を積んでおく
フリーランスとして独立する前に、コンサルティングファームでしっかりと経験を積んでおくことも大切です。
コンサルティングファームでの経歴が長ければ、クライアントが信頼して、高報酬の案件を任せてくれる可能性が高まるからです。
また完全に独立する前に、副業としてフリーランスでコンサルティングを行うこともおすすめです。フリーランスの雰囲気を知り、副業収入を独立資金に充てることもできます。
見込み顧客とコンタクトを取っておく
フリーランスコンサルタントになりたての頃は、フリーランスとしての実績が無いため案件を獲得することは簡単ではありません。
そのためフリーランスになる前に、仕事を任せてくれそうな見込み顧客にコンタクトを取っておくのがおすすめです。もし仕事が決まれば、独立しても仕事が無いという状況に陥らず安心です。
健康管理をする
健康管理もフリーランスコンサルタントの大事な仕事の1つです。
フリーランスになると、働けない期間は収入がゼロになってしまうため、継続して仕事を続けられるよう普段から健康に気をつける必要があります。
無料で行う範囲を決めておく
フリーランスになったばかりの頃は、営業も含めて無料でコンサルティングを行う人がいます。
しかし、無料で受け付ける範囲を決めていないと、どこから有料で行うかが曖昧になり、無償のまま次々と仕事を頼まれてしまう可能性があります。
また、無料と有料の範囲が曖昧で、顧客によって料金に差が出てしまうと、顧客に不公平感を与えてしまいます。そのため無料で行うサービスの範囲を、最初にしっかり決めておくことが必要です。
おわりに
フリーランスコンサルタントになるために必要なスキルや、実際にフリーランスコンサルタントとして活動するまでのステップについて解説しました。
フリーランスコンサルタントは自分一人でやらなければいけない業務が多いため、会社員より大変だと感じるかもしれません。しかし働き方の自由度や報酬の高さなど、フリーランスとして働くメリットも多くあります。
コンサルタントとしての経験さえあればフリーランスコンサルタントとして活躍できる可能性は十分にあるため、ぜひ検討してみてください。
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