ベンチャーキャピタルの中途採用・転職市場動向やポイント、おすすめ転職エージェント5選!

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ベンチャーキャピタルは求職者に人気の業界で、中途採用も活発に行われており、多くの求人が存在しています。

本記事では、そうしたベンチャーキャピタル業界の仕事内容や転職市場動向、転職のポイントを解説するとともに、ベンチャーキャピタル業界における代表的企業、ベンチャーキャピタルへの転職に強いエージェントについて解説していきます。

目次

ベンチャーキャピタルの概要・市場動向

ベンチャーキャピタルとは

ベンチャーキャピタルとは、スタートアップ企業やベンチャー企業といった、将来的に大きな成長が見込まれる未上場企業に対する投資を専門とする金融機関です。

ベンチャーキャピタルは早期に投資を行い、投資先が大きな成功を収めた際に得られる「投資リターン」の獲得を目的としており、企業価値向上を図るため「ハンズオン」と呼ばれる経営支援も手掛けています。

主な業務には投資プロセスにより、①投資先企業の発掘、②投資判断による意思決定、③経営支援、④イグジットの4段階に分類されます。

ベンチャーキャピタルはその出資者や投資スタイルにより、「金融機関系VC」、「コーポレートVC」、「政府系VC」、「独立系VC」の4種類に分類されています。

ベンチャーキャピタルの主な仕事内容

投資先企業の発掘

ベンチャーキャピタリストはまず、投資対象となる企業を探すため「ソーシング」とも呼ばれる投資案件へのアプローチを行います。

ベンチャーキャピタル側が成長が見込めるベンチャー・スタートアップを発掘してアプローチをする場合もあれば、ベンチャー・スタートアップ側から投資検討依頼が持ち込まれる場合もあります。

投資判断による意思決定

発掘された多くの投資案件候補企業の中から、実際に投資すべき案件を判断するため、「デューディリジェンス」と呼ばれる綿密な調査が行われます。

この段階では企業の財務状況や経営陣、また市場規模や競合他社など、広範にわたり精査が行われ、投資の適格性の評価が行われます。

こうした調査に基づき投資判断が行われ、実際に投資を行う場合には金額や条件などの交渉を行った後、投資契約が結ばれます。

経営支援

投資が実行されたのち、ベンチャーキャピタリストは投資先の企業価値を高めるべく「ハンズオン」と呼ばれる経営支援を行います。

経営アドバイスを行ったり、株主として経営に参画したりと投資先企業の経営に深く関与し、投資先の成長を支援しています。

イグジット

経営支援などの結果、投資先が上場や買収などの「出口」を迎えた際には、保有株式を売却し資金の回収を行います。

ベンチャーキャピタルの投資はこの際に得られる「投資リターン」による利益の獲得を目的として行われています。

ベンチャーキャピタルにおける中途採用

ベンチャーキャピタルの転職市場動向

ベンチャーキャピタル業界は給与水準が高く、自身のキャリアアップも望めることから転職市場においても非常に高い人気を博しています。

ですがベンチャーキャピタル業界では業界内での転職が多くみられることに加え、少数精鋭のチーム運営により採用人数が少ないため、高倍率となり転職活動が難航する場合も少なくありません。

そのため、ベンチャーキャピタルへの中途採用での転職を目指す際には、ベンチャーキャピタル業界への知識を深めることで求められている人材像を明確化するとともに、自身のこれまでの現職における経験やスキルがどのように生かせるのか深く考察することが重要です。

ベンチャーキャピタルへの転職のポイント

業界・企業研究を徹底する

競争率の高いベンチャーキャピタルの選考を勝ち抜くためには、まず前提としてベンチャーキャピタルのビジネスモデルや業界動向をきちんと理解していることが重要です。

近年のDXニーズの高まりやスタとアップ環境の整備により多くの起業家が誕生し、資金調達ニーズも高まりつつある業界全体の動向を捉え、業界が求めている人材像を深く理解することに加え、その人材像に自身の強みをマッチングさせた志望動機の作りこみが重要です。

また、志望度の高さも面接時のポイントとなるため、各社の特徴を適切に捉え、他社との違いを明確に示し具体的なアピールができると内定に近づきます。

その際には、公知情報に基づく研究に加え、業界動向に詳しい転職エージェントなどからの生の情報を積極的に取りに行くことがおすすめです。

業務に関連する資格を取得する

特定の資格を取得しておくことで、ベンチャーキャピタルの選考において有利に働くことがあります。

ベンチャーキャピタルの業務において役立つ資格としては、「日商簿記」「証券アナリスト」などがあります。

「日商簿記」は企業経営に欠かせない知識や財務諸表の読み方などを学べる国家資格です。投資判断を行うにあたり、市場の可能性や企業の財務状況を正確に分析するためにも、財務諸表を読み解く能力は必要といえます。

「証券アナリスト」は公益社団法人日本証券アナリスト協会が主催しており、資格取得の過程で財務諸表の分析や市場経済分析、また株や債券の評価など幅広い金融全般の知識を獲得することが出来ます。

ネットワーキング能力を鍛える

キャピタリストとして投資先企業を発掘し、投資を実現させるためにも経営者とのネットワークは欠かせません。

キャピタリストには経営者とのコミュニケーションを通じて密な関係性を構築できる人間性が問われるとともに、投資対象となる業界における幅広いネットワークが求められます。

また、ベンチャーキャピタル同士での共同出資も多いため、競合他社のキャピタリストとのネットワーク構築も非常に重要となっています。

ベンチャーキャピタル業界における代表的な企業例

DBJキャピタル

DBJキャピタルは東京都千代田区に本社を構える政府系VCです。

株式会社日本政策投資銀行(DBJ)による100%出資のベンチャーキャピタルであり、主にアーリーステージのベンチャー企業に対するエクイティ投資とハンズオンによる成長支援を行っています。

会社名DBJキャピタル株式会社
所在地〒100-8178
東京都千代田区大手町一丁目9番6号 大手町フィナンシャルシティサウスタワー
代表者代表取締役 新美 正彦
URLhttps://www.dbj-cap.jp/

SMBCベンチャーキャピタル

SMBCベンチャーキャピタルは東京都中央区に本社を構える金融機関系VCです。

SMBCグループのベンチャーキャピタルであり、グループのグローバルなネットワークと総合力を活用しながら新産業の創出・活性化を支援しています。

会社名SMBCベンチャーキャピタル株式会社
所在地〒103-0028
東京都中央区八重洲1-3-4 三井住友銀行呉服橋ビル
代表者代表取締役社長 佐伯 友史
URLhttps://www.smbc-vc.co.jp/

三菱UFJキャピタル

三菱UFJキャピタルは東京都中央区に本社を構える金融機関系VCです。

三菱UFJフィナンシャルグループのベンチャーキャピタルであり、グループの総合金融力を活かしながら資本パートナーという形で信頼関係を築き、長期的な支援を行っています。

会社名三菱UFJキャピタル株式会社
所在地〒103-0027
東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F
代表者取締役会長 林 尚見
URLhttps://www.mucap.co.jp/

JAFCO

JAFCOは東京都港区に本社を構える独立系VCです。

国内におけるプレゼンスも高く、運用ファンドの累計は国内外で1兆円を超え、1000社以上の投資先が上場を達成しています。

日本・米国・アジアの3極で、 ITサービス、医療・バイオ、サービス、エレクトロニクス等、多様な業種の企業に投資を行っています。

会社名ジャフコグループ株式会社
所在地〒105-6324
東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー24階
代表者取締役会長 豊貴 伸一
URLhttps://www.jafco.co.jp/

グロービス・キャピタル・パートナーズ

グロービス・キャピタル・パートナーズは東京都千代田区に本社を構える独立系VCです。

1996年に日本初の本格的ハンズオン型ベンチャーキャピタルとして設立され、特にIT企業に多く投資を行っています。

会社名グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社
所在地〒102-0084
東京都千代田区二番町5-1 住友不動産麹町ビル9F
代表者代表取締役 堀 義人
URLhttps://www.globiscapital.co.jp/ja/

NTTドコモ・ベンチャーズ

NTTドコモ・ベンチャーズは東京都港区に本社を構えるコーポレートVCです。

NTTドコモの100%子会社であるベンチャーキャピタルで、東京とシリコンバレーに拠点を置き、NTTグループとベンチャー各社の両社の事業成長に寄与する投資活動を行っています。

会社名株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ
所在地〒107-6031
東京都港区赤坂一丁目12番32号 アーク森ビル31階
代表者代表取締役社長 安元 淳
URLhttps://www.nttdocomo-v.com/

ベンチャーキャピタルへの転職におすすめのエージェント

ハイディールパートナーズ

ハイディールパートナーズはベンチャーキャピタル業界に専門的な強みを持つ転職エージェントです。

同社は職業紹介事業のほか、M&A仲介事業を展開しており、買い手となり得る大手企業各社と非常に深い接点を持っているため、非公開求人含め最新かつ幅広いポジションを有しています。

また、同社には実際にベンチャーキャピタルへの転職支援の経験が豊富なエージェントが在籍しており、選考対策から入社後の働き方のイメージまで、専門的な見地からアドバイスを受けることが可能です。

会社名ハイディールパートナーズ株式会社
所在地〒102-0083
東京都千代田区麹町4-5-20 KSビル7階
代表者代表取締役 赤羽 貴宏
URLhttps://hideal-p.com/

ヤマトヒューマンキャピタル

ヤマトヒューマンキャピタルは、M&A・PEファンド・VCの転職に強い、経営×ファイナンス領域特化型の転職エージェントです。

金融機関出身のアドバイザーからの支援が魅力で、転職活動における的確なサポートを得ることが可能です。

会社名ヤマトヒューマンキャピタル株式会社
所在地〒100-0005
東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル8階
代表者代表取締役 堀江 大介
URLhttps://yamatohc.co.jp/

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングは、コンサルティングファーム出身者など、ハイクラス層向けの転職エージェントです。

M&A・PEファンド・VCの求人を保有しており、金融業界やコンサル出身者が多く利用しています。

会社名アクシスコンサルティング株式会社
所在地〒102-0083
東京都千代田区麹町4-8 麹町クリスタルシティ6F
代表者代表取締役社長:山尾 幸弘
URLhttps://axc-g.co.jp/

コトラ

コトラは金融業界やコンサルを中心に、ハイクラス転職の求人を集めた転職エージェントです。

取引企業数4,000社、有効求人数が20,000件と掲載数が多いことが特徴です。業界に特化した転職コンサルタントのサポートが受けられ、面接対策にも対応しています。

また、業界情報などのコラムも読むことができ、情報収集にも利用できます。

会社名株式会社コトラ
所在地〒107-0052
東京都港区赤坂1-7-19 キャピタル赤坂ビル2階
代表者代表取締役 大西 利佳子
URLhttps://kotora.co.jp/

ランスタッド

ランスタッドは1960年にオランダで設立された転職サービスです。ハイクラス向け転職の案件も取り扱っており、語学力を活かせる求人を掲載しています。

専任のエージェントが転職アドバイスから長期的なキャリアプランの作成まで、親身にサポートしてくれます。

会社名ランスタッド株式会社
所在地〒102-8578
東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート21階
代表者代表取締役社長兼COO 猿谷 哲
URLhttps://www.randstad.co.jp/

おわりに

本記事では、ベンチャーキャピタル業界の仕事内容や転職市場動向、転職のポイントを解説するとともに、ベンチャーキャピタル業界における代表的企業、ベンチャーキャピタルへの転職に強いエージェントについて解説しました。

ベンチャーキャピタルへの転職は競争も激しく、深い業界理解や志望動機の作り込みが求められるため、転職活動に当たっては専門性を持ち合わせたエージェントを活用することがおすすめです。

本記事でまとめたエージェント一覧も参考に、ぜひベンチャーキャピタルへの転職の相談をしてみてはいかがでしょうか。

ベンチャーキャピタルへの転職相談はハイディールパートナーズへ

ハイディールパートナーズには、ベンチャーキャピタル業界への転職支援実績が豊富なキャリアコンサルタントが在籍しており、ベンチャーキャピタルでのキャリアにご関心のある方を対象に、今後のキャリアについてのご相談を承っております。

弊社は人材紹介事業とともにM&A仲介事業を手掛ける関係で、多くの大手企業と取引があり、非公開案件含む数多くのポジションを保有する点が特徴です。

まずはご志向やご不安な点、お悩みの点をお聞きし、業界情報のご提供やキャリア形成についてのご相談をさせていただければと思いますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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