ベンチャーキャピタルへの転職は何歳まで可能?人気企業や必要なスキルも紹介

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ベンチャーキャピタルは近年さらに注目されている業界であり、転職先としても人気です。

未経験での転職も可能ですが、何歳ごろまで転職は可能なのか、気になる方も多いでしょう。

本記事ではベンチャーキャピタルへの転職が可能な年齢や求められるスキル、人気のベンチャーキャピタルなどを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

目次

ベンチャーキャピタルへの転職は何歳まで可能?

ベンチャーキャピタルへの転職に有利な年齢層

ベンチャーキャピタルへの転職に年齢制限はありませんが、20代~30代での採用が多くなっています。これはベンチャーキャピタルでは長い教育期間を必要とするため、比較的若い年齢層の候補者を採用する傾向にあるからです。そのためベンチャーキャピタルへの転職を考えている方は、できるだけ早い時期に動き出した方が有利になると考えられます。

またベンチャーキャピタルでの経験が無い場合でも、金融業界やコンサルティングファームでの業務経験か、公認会計士などの専門資格があると採用されやすくなります。

40代以降で未経験の場合は、ベンチャーキャピタルへの転職は一気に難しくなると言われています。

ベンチャーキャピタルの採用状況

国内のベンチャーキャピタルによる投資は年々増加しており、2022年の投資額は約2,550億円、投資件数は1,676件と過去最高を更新しています。(日本ベンチャーキャピタル協会「ベンチャーキャピタル最新動向レポート2022」)この状況は今後もしばらく続くと見られ、ベンチャーキャピタルでの採用はより積極化すると見られます。

そのため未経験であってもポテンシャルがあれば採用される可能性は十分にあり、今が転職の絶好の機会と言えます。

ベンチャーキャピタルで求められるスキル

分析力

ベンチャーキャピタルでは財務諸表の読み取りだけでなく、財務分析に関する多くのスキルが必要になります。

データから企業の状況を正確に把握する能力が求められるため、投資銀行や金融業界での経験があると評価されます。

経営支援能力

投資企業の価値向上のために経営支援を行うこともベンチャーキャピタルの重要な業務であり、経営支援能力が求められます。具体的には経営企画やコンサルタントの経験があると評価されます。

コミュニケーション能力

ベンチャーキャピタルでは企業の経営者や従業員とコミュニケーションを取ることが多く、良好な関係を築けるかはプロジェクトの成功に大きく関わります。

そのため社内外の様々な立場の人と関係を築き、協力しながら仕事を進められるコミュニケーション能力も必要になります。

ベンチャーキャピタルの業務内容

ファンドレイズ

ファンドを組成し、投資資金の調達を行います。

銀行、保険会社、個人投資家などに対して投資方針やリスクをプレゼンして、投資資金を集めます。

ソーシング

次に投資先企業を探します。起業家コミュニティや他企業からの紹介から、投資する企業の選別を行います。

投資契約の締結

投資先の候補をデューデリジェンスによって評価し、最終的に投資企業を決定します。

具体的には競合の有無や市場規模、ビジネスモデルなどを調べ、企業の成長性を見極めます。

経営支援

投資企業に対して販路の拡大や採用支援などを行います。

資金面だけでなく、あらゆる知見の提供や実働支援を行います。

Exit

最終的にIPOやM&Aを行い投資資金を回収します。

IPOの場合は市場で新たな株主に売却し、M&Aの場合は買収先企業に売却します。

転職先として人気なベンチャーキャピタル5選

グロービス・キャピタル・パートナーズ

グロービス・キャピタル・パートナーズは経営大学院として有名なグロービスグループのベンチャーキャピタルです。

これまでに36のIPO実績があり、多くの企業の経営支援を行ってきました。グロービス・キャピタル・パートナーズはほとんどの投資案件でリードインベスターになっており、キャピタリストは社外取締役の立ち位置で投資企業への支援を行っています。

投資業界はITやテクノロジーと言った先端業界が多く、新たなサービスやプロダクトが成長していく現場に携わることができます。

会社名グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社
所在地〒102-0084
東京都千代田区2-5-1 住友不動産麹町ビル9階
代表者代表取締役 堀 義人
URLhttps://www.globiscapital.co.jp/ja/

ジャフコ

ジャフコは1973年、日本で4番目に設立されたベンチャーキャピタルファンドです。

シード・アーリー期にある企業への投資が全体の97%を占め、初回だけでなく継続的な投資支援を行っています。成長段階に応じて追加投資を行うことで、創造的経営を行う企業のさらなる発展を支援しています。

また経営支援では企業の成長段階に応じて必要な支援チームを構成し、知見の提供や実働支援を行っています。

会社名ジャフコ グループ株式会社
所在地〒105-6324
東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー24階
代表者取締役社長 三好 啓介
URLhttps://www.jafco.co.jp

SMBCベンチャーキャピタル

SMBCベンチャーキャピタルはSMBCグループのベンチャーキャピタルです。

ITやサービスだけでなく、製造業やライフサイエンスなど幅広い業界に投資を行っています。投資部門は投資営業部、投資調達部、投資戦略部に分かれており、三部門が一体となって支援を行っています。

ファンドは基幹ファンド、産学連携ファンド、領域特化型ファンドの3つに分かれています。

会社名SMBCベンチャーキャピタル株式会社
所在地〒103-0028
東京都中央区八重洲1-3-4 三井住友銀行呉服橋ビル
代表者代表取締役社長 佐伯 友史
URLhttps://www.smbc-vc.co.jp

サムライインキュベート

サムライインキュベートは2008年に設立され、ベンチャー企業や大企業のイノベーション事業への投資を行っています。

「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」という企業理念を掲げ、主にシード期にある企業への支援を続けてきました。これまでに240社以上との取り引きがあり、ハンズオンより多くの時間・リソースを費やすハンズインをモットーに支援を行っています。

日本だけでなく海外企業への投資も積極的に行っており、現在はアフリカ各国への投資を行うファンドも運用されています。

会社名株式会社サムライインキュベート
所在地〒106-0032
東京都港区六本木1-3-50
代表者代表取締役 榊原 健太郎
URLhttps://www.samurai-incubate.co.jp

日本アジア投資

日本アジア投資は日本とアジアを結ぶ投資会社として、1981年に設立されました。

40年以上にわたって日本とアジアの経済交流に貢献しており、アジアとのネットワークを会社の強みとしています。中国やタイ、ベトナムなどのアジア各国に協力協定先があり、上海や天津には子会社を設立しています。

再生可能エネルギーやスマートアグリ、ヘルスケアなど今後大きな成長が期待できる業界への投資を進めています。

会社名日本アジア投資株式会社
所在地〒102-0073
東京都千代田区九段北3-2-4
代表者代表取締役社長 下村 哲郎
URLhttps://www.jaic-vc.co.jp

おわりに

ベンチャーキャピタルへの転職が可能な年齢層や近年の採用状況、業務内容についてご紹介しました。

未経験からベンチャーキャピタルに転職する場合はポテンシャル採用となるため、できるだけ早く転職活動を始めた方が有利と言えます。

少しでも興味があったり気になる方は、ベンチャーキャピタルの求人を扱っている転職エージェントに相談してみてください。

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