シンクタンクの中途採用・転職市場動向やポイント、おすすめ転職エージェント5選!

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シンクタンクは求職者に人気の業界で、中途採用も活発に行われており、多くの求人が存在しています。

本記事では、そうしたシンクタンク業界の仕事内容や転職市場動向、転職のポイントを解説するとともに、シンクタンク業界における代表的企業、シンクタンクへの転職に強いエージェントについて解説していきます。

目次

シンクタンクの概要・市場動向

シンクタンクとは

シンクタンクとは、専門性の高い領域の専門家を集めた研究機関であり、データの収集・分析に基づいて将来性や指針を導き出す業務を行っています。

日本語で「頭脳集団」と呼ばれるように、名前の通り高い思考力を活かして社会・経済・環境問題を日々研究しています。

その中でもシンクタンクは省庁や地方自治体を顧客とする「政府系シンクタンク」と、民間企業を顧客とする「民間シンクタンク」の二種類に分類されます。

主な業務には、「調査・データ分析」とその分析結果の「提言・発信」があります。

シンクタンクの主な仕事内容

調査・データ分析

政府系シンクタンクは省庁や地方自治体から、民間シンクタンクは企業からの依頼を受け、対象の調査・データ分析を行います。

政府系シンクタンクが調査・分析した情報は省庁が公開する白書やロードマップの作成にも活用されます。

民間シンクタンクはクライアント企業に関する情報の調査分析を行います。また民間シンクタンクは、多くの場合企業の経営コンサルティングを行っていますが、「人」が評価の対象となるコンサルティング会社に比べ、シンクタンクでは調査や分析に基づく「情報」が評価の対象になると言われています。

提言・発信

調査やデータ分析によって得られた将来性の見解や指針をクライアントに提案する業務です。

政府系シンクタンクからの社会政策、政治戦略に関する提言は政府の政策に直接反映されることもあるため、国内政治にとっても非常に重要な機関であるといえます。

民間シンクタンクは得られた分析結果を基に企業の将来の経営戦略を提案します。コンサルティングの業務と大差ないものの、シンクタンクではコンサル会社に比べ調査・分析が長期間に渡り行われることが多いです。

シンクタンクにおける中途採用

シンクタンクの転職市場動向

シンクタンク業界は給与水準が高く、自身のキャリアアップも望めることから転職市場においても非常に高い人気を博しています。

ですがシンクタンク業界への転職は高いスキルが求められるだけでなく、中途での採用人数も限られるため、高倍率となり転職活動が難航する場合も少なくありません。

そのため、シンクタンクへの中途採用での転職を目指す際には、シンクタンク業界への知識を深めることで求められている人材像を明確化するとともに、自身のこれまでの現職における経験やスキルがどのように生かせるのか深く考察することが重要です。

シンクタンクへの転職のポイント

業界・企業研究を徹底する

競争率の高いシンクタンクの選考を勝ち抜くためには、まず前提としてシンクタンクのビジネスモデルや業界動向をきちんと理解していることが重要です。

国内でもシンクタンクの需要が高まりつつある業界全体の動向を捉え、業界が求めている人材像を深く理解することに加え、その人材像に自身の強みをマッチングさせた志望動機の作りこみが重要です。

また、志望度の高さも面接時のポイントとなるため、各社の特徴を適切に捉え、他社との違いを明確に示し具体的なアピールができると内定に近づきます。

その際には、公知情報に基づく研究に加え、業界動向に詳しい転職エージェントなどからの生の情報を積極的に取りに行くことがおすすめです。

業務に関連する資格を取得する

特定の資格を取得しておくことで、シンクタンクの選考において有利に働くことがあります。

シンクタンクの業務において役立つ資格としては、「MBA」「TOEIC・TOFLE」などがあります。

MBAは「Master of Business Administration」の略で、経営学修士を指します。経営・財務・マーケティングに関する包括的な知識をアピールできるため、選考で有利に働くといえます。

また、海外の文書を取り扱ったり、外資系企業をクライアントとするケースもあるシンクタンクでは、英語関係の資格を持っていると選考で有利に働きます。そのため、TOEICやTOFLEなどの英語関連の資格の取得もおすすめです。

ケース面接対策を行う

シンクタンクの採用面接では近年、論理的思考力を図るために「ケース面接」を行う企業が増加傾向にあります。

ケース面接や、ケース問題を解くために必要なフェルミ推定を学ぶ対策書は多数存在しているため、面接前に読んで練習しておくことをおすすめします。

シンクタンク業界における代表的な企業例

経済社会総合研究所

経済社会総合研究所は、東京都千代田区にある政府系シンクタンクです。

内閣府のシンクタンクとして主に経済社会統計の分析と研究を業務とし、理論と政策の橋渡しを担っています。

会社名経済社会総合研究所
所在地〒100-8914
東京都千代田区永田町1-6-1 中央合同庁舎第8号館
代表者名誉所長 清家 篤
URLhttps://www.esri.cao.go.jp/

経済産業研究所

経済産業研究所は、東京都千代田区にある政府系シンクタンクです。

経済産業省が所管する独立行政法人の一つで、経済構造改革や行政改革により活力ある経済社会構築に役立つ経済政策研究を行っています。

会社名経済産業研究所
所在地〒100-8901
東京都千代田区霞が関1丁目3番1号 経済産業省別館11階
代表者理事長 浦田 秀次郎
URLhttps://www.rieti.go.jp/jp/

野村総合研究所

野村総合研究所は東京都千代田区に本社を構える、野村グループの民間シンクタンクです。

1965年創業の日本最大手の民間シンクタンクであり、経営コンサルティングだけでなくITソリューションにも強みを持っています。情報システムの企画・設計から運用までを手掛けていることが特徴です。

会社名株式会社野村総合研究所
所在地〒100-0004
東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティグランキューブ
代表者代表取締役社長 此本 臣吾
URLhttps://www.nri.com/jp

三菱総合研究所

三菱総合研究所は東京都千代田区に本社を構える、三菱グループの民間シンクタンクです。

企業に提供するコンサルティングサービスとITサービスを主軸に手掛けており、政府や地方公共団体などから依頼される調査・研究に強みを持っています。

会社名株式会社三菱総合研究所
所在地〒100-8141
東京都千代田区永田町2-10-3
代表者代表取締役社長 籔田 健二
URLhttps://www.mri.co.jp/

日本総合研究所

日本総合研究所は東京都品川区に本社を構える、三井住友フィナンシャルグループの民間シンクタンクです。

幅広い業界に対しコンサルティングサービスを提供しており、近年では経営コンサルだけでなく金融機関に提供するITシステムの開発なども手掛けています。

会社名株式会社日本総合研究所
所在地〒141-0022
東京都品川区東五反田2-18-1 大崎フォレストビルディング
代表者代表取締役社長 谷崎 勝教
URLhttps://www.jri.co.jp

シンクタンクへの転職におすすめのエージェント

ハイディールパートナーズ

ハイディールパートナーズはシンクタンク業界に専門的な強みを持つ転職エージェントです。

同社は職業紹介事業のほか、M&A仲介事業を展開しており、買い手となり得る大手企業各社と非常に深い接点を持っているため、非公開求人含め最新かつ幅広いポジションを有しています。

また、同社には実際にシンクタンクへの転職支援の経験が豊富なエージェントが在籍しており、選考対策から入社後の働き方のイメージまで、専門的な見地からアドバイスを受けることが可能です。

会社名ハイディールパートナーズ株式会社
所在地〒102-0083
東京都千代田区麹町4-5-20 KSビル7階
代表者代表取締役 赤羽 貴宏
URLhttps://hideal-p.com/

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングは、コンサル特化型の転職エージェントです。

未経験からコンサルタントを目指す人を支援しており、採用選考でアピールするポイントを具体的にアドバイスしてくれます。コンサル特化型だからこそ、より深い業界知識を得ることができます。

会社名アクシスコンサルティング株式会社
所在地〒102-0083
東京都千代田区麹町4-8 麹町クリスタルシティ6F
代表者代表取締役社長:山尾 幸弘
URLhttps://axc-g.co.jp/

ムービン

ムービンは、コンサル・金融機関・PEファンド・M&A業界に強い転職エージェントで、総合コンサルの求人も多数保有しています。

未経験からコンサルタントへの転職実績も数多くあるため、ノウハウが蓄積されており、一人一人に寄り添った支援が魅力です。

大手金融機関出身のプロ意識の高いアドバイザーによる手厚いサポートを受けることが可能です。

会社名株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア
所在地東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー 7F
代表者代表取締役 神川 貴実彦
URLhttps://www.movin.co.jp/

コンコードエグゼクティブグループ

コンコードエグゼクティブグループはコンサル特化型エージェントであり、「第1回 日本ヘッドハンター大賞」コンサルティング部門でMVPを受賞しています。

書類添削や面接対策だけでなく、ケース面接やSPIなどの筆記試験のアドバイスまで受けることが可能で、コンサルタント業種別の選考対策ノウハウを持っています。

会社名株式会社コンコードエグゼクティブグループ
所在地〒100-0004
東京都千代田区大手町1-9-2大手町 フィナンシャルシティグランキューブ18階
代表者代表取締役社長 CEO 渡辺 秀和
URLhttps://www.concord-group.co.jp/

クライス&カンパニー

クライス&カンパニーはハイクラス転職向け転職エージェントです。

中長期的に転職活動を支援しており、約2割が登録から2年以上経ってから転職しています。

今すぐ転職したいわけではない人も、アドバイザーとしっかり話し合ったうえで自分に合った転職先を見つけることができます。

会社名株式会社クライス&カンパニー
所在地〒105-0021
東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留2階
代表者代表取締役社長 丸山 貴宏
URLhttps://www.kandc.com

おわりに

本記事では、シンクタンク業界の仕事内容や転職市場動向、転職のポイントを解説するとともに、シンクタンク業界における代表的企業、シンクタンクへの転職に強いエージェントについて解説しました。

シンクタンクへの転職は競争も激しく、深い業界理解や志望動機の作り込みが求められるため、転職活動に当たっては専門性を持ち合わせたエージェントを活用することがおすすめです。

本記事でまとめたエージェント一覧も参考に、ぜひシンクタンクへの転職の相談をしてみてはいかがでしょうか。

シンクタンクへの転職相談はハイディールパートナーズへ

ハイディールパートナーズには、シンクタンク業界への転職支援実績が豊富なキャリアコンサルタントが在籍しており、シンクタンクでのキャリアにご関心のある方を対象に、今後のキャリアについてのご相談を承っております。

弊社は人材紹介事業とともにM&A仲介事業を手掛ける関係で、多くの大手企業と取引があり、非公開案件含む数多くのポジションを保有する点が特徴です。

まずはご志向やご不安な点、お悩みの点をお聞きし、業界情報のご提供やキャリア形成についてのご相談をさせていただければと思いますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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