ITコンサルへの転職はいくつまで可能?年齢ごとに必要なスキルや働き方も紹介

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近年ITコンサルタントに転職する人は増加傾向にあり、その年齢層も様々です。

本記事ではITコンサルタントには何歳ごろまで転職可能なのか、それぞれの年齢層のITコンサルでの働き方や年収などを解説しています。

ITコンサルタントへの転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ITコンサルに転職できるのは何歳まで?

ITコンサルタントへの転職に、明確な年齢制限はありません。

ITコンサルタントは新卒より中途採用者の比率が高くなっており、未経験からITコンサルタントに転職した社員が中途採用者全体の7~8割を占めるファームもあります。

しかし年齢ごとに求められるスキルや経験は異なってきます。

ITコンサルに転職するために必要なスキル

20代前半での転職

20代前半の場合は第二新卒と言われ、経験やスキルよりもポテンシャルを重視されます。

第二新卒という枠で募集を行っているファームや、第二新卒向けに説明会・選考会を行っているファームもあります。

第二新卒にあたる年齢の場合、これまでの経験よりコンサルタントとして活躍できるようなポテンシャルを持っているかが選考基準となり、新卒採用と同じような選考が行われることが多いです。

20代後半での転職

ITコンサルタントへの転職は、20代後半での転職者が最も多くなっています。この年齢層の転職者を求めているファームが多く、転職成功率も相対的に高くなっています。

ITスキルの専門性より、マナーや基本的なビジネススキルが身についていることを期待されます。どの職種でも活かせるようなソフトスキルと、新しい事をすぐに吸収できる学習意欲の高さや熱意を求められます。

また面接では前職で得られたスキルや経験について聞かれるため、アピールできるような実績を積んでおくことも必要です。

30代での転職

30代からの転職では、転職してからコンサルタントとして活躍できる期間が短くなるため採用人数が減り、転職難易度が若干高くなります。しかし専門性やスキルを認められ、即戦力と判断されれば転職可能性は大いにあります。

コミュニケーション能力やスケジューリング能力などのソフトスキルだけでなく、リーダーとしての素質やITスキルも見られます。チームをまとめた経験や培ったITスキルを、職務経歴書や面接で適切にアピールする必要があります。

自身のIT分野やスキルと応募企業の求めている人物像が上手くマッチしているかも、転職を成功させるうえで不可欠です。

40代での転職

40代の転職では、コンサルタントとして必要なスキルはもちろん、プロジェクトを統括する立場としてどこまでの経験と実績があるかが見られます。

40代のコンサルタントは新規案件の獲得も業務の一つです。未経験から転職する場合はプロジェクトマネジメントスキルに加えて、自身で案件を獲得した経験があるとより評価が高くなります。

それぞれの年齢のITコンサルでの働き方

20代前半での転職

20代前半では業務経験が少なく、専門性も低いため新卒に近い状態からスタートします。

年収は前職での給与を考慮して決められることが多く、400万円前後が多くなっています。今後のキャリアアップによっては大きく収入が上がることもあるため、エージェントや面接時に質問しておくのがおすすめです。

20代後半での転職

20代後半で転職した場合は、コンサルタントポジションから始めることが多くなっています。

年収は20代前半より高く、平均は500万円前後です。コンサルタントの実務全般に関わり、課題に対する仮説・検証のプロセスを繰り返します。またチームミーティングに参加したり、マネージャーと話し合って軌道修正をしながらプロジェクトを進めていきます。

30代での転職

30代で転職したい場合、コンサルタントもしくはマネージャーとして採用されることが多いです。

問題解決のための仮説検証などの実作業に加えて、マネージャーとしてプロジェクトの管理やクライアントとの交渉などを行います。

30代でITコンサルタントに転職した場合の年収は、600~700万円が多くなっています。

40代での転職

40代で転職した場合、即戦力として採用されるため、自身の専門分野やITスキルを活かした働き方になります。

年収は800~1,000万円が多くなっています。

年齢に関わらず押さえておきたいポイント

未経験であればポテンシャル採用が基本になる

年齢が上がるにつれて前職での経験やITスキルが求められるようになるとは言え、コンサル未経験であればコンサルタントとしてのポテンシャルが重視されます。

ファームが面接で見ているポテンシャルとは、コミュニケーション能力と論理的思考力に分けられます。

ITコンサルタントはクライアントと交渉したりディスカッションすることも多いため、コミュニケーション能力が重要です。コミュニケーション能力はこの人と一緒に働きたい、と思わせられるような人間性で判断されます。

論理的思考力は、面接で聞かれた質問に対して論理的な回答ができているかで判断されます。志望動機や転職理由などのよくある質問に対する回答は準備しておき、面接本番で曖昧な回答をしないよう心がけましょう。

コンサルタント業界はどの年齢層であっても転職難易度の高い業界であるため、入念な準備が欠かせません。

自己研鑽力をアピールする

コンサルタントは常に新しい知識をインプットする必要があり、自己研鑽が欠かせません。特に転職者の場合、周りのコンサルタントに追いつくためにはより一層努力する必要があります。

そのため自己研鑽力も重要な選考基準の一つになります。

選考ではITコンサルタントになるためにどのような努力をしているか、欠けているスキルを埋めるためにこれからどのような取り組みをするかという質問が多いです。

面接対策を入念に行う

ITコンサルタントは人気の職種のため、選考を突破するには面接対策を入念に行う必要があります。

特にコンサルタント業界ではケース面接という特殊な選考手法を使うファームが多く、対策が必要です。ケース面接とは候補者の課題解決力を問う選考手法で、与えられた問題に対する回答を制限時間内に準備し選考官に発表するというものです。課題はファームによって様々で、架空の企業課題に対する解決策を問うものや、ある議論に対する賛成・反対とその理由を問うものなどがあります。

これらの課題に正解は無く、回答に至ったプロセスで候補者の論理的思考力を測ります。初見で対応するのはかなり難しいため、関連書籍などで対策をする必要があります。

おわりに

ITコンサルタント転職の年齢やスキル、選考突破のために注意すべきポイントなどをご紹介しました。

年齢によって転職のしやすさに変化はありますが、最も重要な事は年齢ではなくコンサルタントとしてのポテンシャルです。

コンサルタントに必要なスキルの伸ばし方など、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。

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