ITコンサルタントへの転職におすすめの資格11選!
ITコンサルタントへの転職に必須の資格はありません。
しかし資格を保有していると面接でアピールできたり、選考で有利に立つことができます。特に未経験者の場合はITに関する知識やスキルを証明できると、大きなアドバンテージになります。
本記事ではITコンサルタントへの転職を考えている人におすすめの資格を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
ITコンサルタント転職におすすめの資格
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験はITに関する基礎的な知識を証明できる資格です。
基本情報技術者試験は、経産省のIT政策実施機関である独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験です。ITに関する広範な知識を学ぶことができるため、IT未経験の人にもおすすめの資格です。
試験はCBT方式によって年2回実施されています。科目Aと科目Bに分かれており、合格率は20%代を推移しています。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験はITに関する基礎的な知識を身につけた人向けに、レベルアップが図れる試験です。
応用情報技術者試験もIPAの実施する国家試験であり、試験は年2回行われます。
IT技術に関する知識だけでなく、管理・経営などの幅広い知識と応用力を身につけることができます。具体的にはITを活用した戦略の立案やシステムの企画・要件定義などが行えるようになることを目標としています。合格率は基本情報技術者試験と同じ程度ですが、受験者には実務経験者が多く難易度も高くなります。
試験では150分の選択式試験と記述式試験が行われます。
ITストラテジスト
ITストラテジスト試験とは、情報処理やITに関する知識に加えてそれらを活用したプロジェクトの企画能力や実行力を測る試験です。
IPAが実施する情報処理技術者試験は4つのレベルに分かれており、ITストラテジスト試験は最も高いレベル4に属しています。合格率は15%前後と低く、難易度の高い試験です。
試験は4つのパートから構成されており、選択式・記述式・論述式の試験が実施されます。それぞれの試験で基準点を上回ると、ITストラテジストの資格を取得することができます。
企業経営やIT戦略に関する知識を体系的に学ぶことができ、ITコンサルタントの業務との親和性が高いため人気な資格の一つです。
ITコーディネータ
ITコーディネータはケース研修とITコーディネータ試験を経て取得できる資格です。
ITコーディネータは企業経営に役立つITの活用を、経営者目線でアドバイス・支援を行います。2001年から実施されており、IT経営を実現させる人材の育成のために制定されました。
試験方式はCBT方式で、受験日と試験会場をネットで指定することができます。年3回実施されており、合格率は60~70%と他の試験に比べて高くないため、忙しい人でも取得しやすい資格です。しかし受験料とケース研修費用を合わせると20万円以上と高額になるため注意が必要です。
プロジェクトマネージャ試験
プロジェクトマネージャ試験は、プロジェクトを成功に導くためのマネジメント力を証明できる試験です。
プロジェクトの目的の実現のため、単独でもプロジェクトマネジメントが行えることを目標とし、具体的にはシステム化構想、チームメンバーのマネジメント、ステークホルダーとのコミュニケーションなどIT知識だけでない幅広いスキルが身につけられます。
試験は4つに分かれており、選択式・記述式・論述式に分かれています。
プロジェクトマネージャーの経験や知識は上位職であるITコンサルタントへのキャリアアップにも役立つため、おすすめの資格です。
中小企業診断士
中小企業診断士試験は企業の経営に関する知識を横断的に身につけることができる試験です。
中小企業診断士試験は経営コンサルタントの国家資格で、試験は選択式の一次試験、記述式の二次試験、口述試験の三つに分かれています。最初の関門となる一次試験の合格率は20%前後で、難易度の高い試験であると言えます。
中小企業診断士の試験では企業経営に関する知識だけでなく、経営に関するITの知識も学ぶことができます。また運営管理や財務・会計などの試験で、プロジェクトのマネジメントに必要な知識も身につけることができます。
PMP
PMPは米国のプロジェクトマネジメント協会が実施している、プロジェクトマネジメントに関する国際資格です。
PMPの取得のためには実務経験も必要で、知識だけでなく実際に業務に活かせるスキルを身につけることが要求されます。また資格取得後も3年ごとの更新が必要で、継続的な学習が必要です。
CCNA
CCNAはシスコシステムズが実施している認定資格です。
ネットワークに関する基本知識を問われ、ルーティングやセキュリティなど幅広く出題されます。出題範囲が広範なため、事前にしっかりと対策をしておく必要があります。
受験資格は設けられていませんが、1年以上のシスコソリューションの導入及び管理の経験が推奨されています。またCCNAの有効期間は3年間です。
Oracle Master
Oracle Masterは日本オラクルの実施する認定試験です。
データベースエンジニアにとって必要な知識を体系的に学ぶことができ、これまでに28万人以上が受験しています。確かな技術とスキルを証明することができ、新機能の採用やプロジェクトの参画など業務の幅が広がります。
試験はブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナムの四つに分かれており、レベルに合わせた受験が可能です。
おわりに
ITコンサルタントへの転職におすすめの資格をご紹介しました。
ITに関する資格には多くの種類があり、自分のレベルや専門領域に合わせて受験することができます。
ITコンサルタントへの転職を考えている方はぜひ検討してみてください。
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