FASへの転職に役立つ本9選！企業再生や財務DDなど分野別に紹介

FASは近年人気の高い業界で、転職難易度は高いと言われています。

そのため未経験でFASへの転職を希望する場合は、書籍や企業サイトなどで業界研究や業務理解を深めてから選考に臨むのがおすすめです。

本記事ではFASへの転職に役立つ本を分野別に紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

M&A編

企業買収の実務プロセス

企業買収のディール上のポイントを、時系列順に解説している実務書です。

近年の税制や法律の改正により加筆修正されており、最新のM&A事情に対応しています。各項目で重要ポイントが分かりやすく書かれており、多くの読者から支持されているロングセラーです。

ストーリーでわかる初めてのM&A

ストーリー形式でM&Aの過程を理解できます。

法務・財務・税務など様々な視点からM&Aを見ることができるため、全体像の把握に役立ちます。小説パートの後には解説や補足説明が入るため、M&Aの基本的な知識も身につきます。M&Aに関する知識があまり無い人にもおすすめの本です。

財務デューディリジェンス編

財務三表一体理解法

簿記を勉強したことが無い人でも、財務諸表が理解できるように書かれた本です。

本書の会計ドリルを実践することで、会計の基本と仕組みが理解できるようになっています。これから簿記や会計の勉強に挑戦する人に、入門書としておすすめです。

コーポレート・ファイナンス入門

コーポレートファイナンスの入門書です。

平易な言葉や図を使って説明されており、初学者でも分かりやすい作りになっています。本格的な会計知識に出てくるような難しい計算などは無く、会計の基本的な仕組みを理解できるようになります。

財務デューデリジェンスの実務

財務デューデリジェンスについての知識が体系的に学べる本です。

全688ページの長編のため、気になっている箇所や重要な部分に注力して読み進めると効率的に学習できます。カーブアウト時のデューデリジェンスや財務モデルの利用法、価格調整の細かい知識まで収録されています。

企業再生編

実践的中小企業再生論

中小企業の事業再生について詳しく学べる書籍です。

事業再生に関する知識だけでなく、日本の中小企業を取り巻く環境まで学ぶことができます。実践的な内容が多いため、事業再生に関する基本的な知識を持っていた方が読みやすいです。FASでの事業再生業務に興味がある人におすすめです。

事業デューデリジェンスの実務入門

コンサルティングに関する知識を網羅的に扱っている書籍です。

事業デューデリジェンスの実践的な方法が書かれており、FAS未経験でも業務に関するイメージを掴むことができます。財務に関する基礎的な知識の習得に役立ちます。

バリュエーション編

企業価値評価のすべて

初心者でも企業価値評価の大枠を理解できるようになる書籍です。

それぞれの手法が論理的に説明されており、ディテールにこだわりすぎていないので概要や全体像をしっかりと把握できます。

バリュエーションの教科書

上級者向きだと思われる企業価値評価を、ファイナンスの全体像を把握したうえで体系的に理解できる書籍です。

図も多く掲載されているため初心者でも分かりやすくなっています。実際の企業例などもあり、実務で役立つ知識が豊富に収録されています。

おわりに

FASの転職に役立つ本をご紹介しました。

FASは財務や税務に関する専門的な知識が必要とされるため、未経験の方はある程度の基礎知識を持って選考に臨むことで他の候補者と差をつけることができます。

また転職後の業務知識も理解しやすくなるため、FAS業界に興味のある方は興味のある分野から手に取ってみてください。

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