FASへの転職が可能な年齢は?FASに転職するメリット・デメリットも解説

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FASは高いスキルを必要としますが、高報酬でキャリアの選択肢が増えるなどの理由で、近年人気の転職先の一つです。

本記事ではFASで歩めるキャリアパス、FASに転職するメリット・デメリット、FASへの転職が可能な年齢などを紹介しています。

FASへの転職を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

FASのキャリアパス

アナリスト

アナリストはデータの収集や営業活動のサポートが主な業務で、上司に同行したり資料作成も行います。

未経験からFASに転職した場合、一般的にはアナリストからスタートします。2~3年でアソシエイトに昇格することが多いですが、実力によっては前後することもあります。

アソシエイト

アナリストより裁量権が大きくなり、集めた資料やデータを基に仮説の構築・検証を行います。

年齢は20代後半~30代が多く、年収は700万円前後です。アソシエイトへの昇進には、一般的に3~4年かかると言われています。

マネージャー

マネージャーはプロジェクト管理やクライアントとの交渉、予算管理を行います。

年収は1,000万円前後で、ほとんどは30代後半~です。

パートナー

パートナーは会社の経営層を指し、営業と経営を兼ねています。

FASにおいて最高位であり、パートナーに昇進できるのはごく少数です。

年収は2,000万円以上で、年齢は40代~がほとんどです。

FAS転職の平均年齢

BIG4

BIG4のような大手監査法人でFAS未経験を採用するのは、30歳前後までと言われています。監査以外の業務にも携わったことがある公認会計士であれば、それ以降でも採用される可能性はあります。

また近年は英語力を以前より重視する傾向が強まり、大手監査法人の選考にチャレンジする方はTOEICなどを受験しておくのがおすすめです。スコアは800前後あるのが望ましいと言われています。

独立系

独立系FASは公認会計士以外にも税理士、銀行や金融業界出身者からも採用を行っています。

こちらも英語が堪能であると、選考において有利になります。

またFAS未経験の場合は、監査とFAS業務の両方を手掛けている企業に監査要因として選考を受け、監査をしながらFASにチャレンジする方法もあります。

FASに転職するメリット

年収が高い

FASの平均年収は700~900万円と言われています。日本の平均年収は約460万円のため、FASの給与は非常に高いと言えます。

またシニアアソシエイトやマネージャーのように、職階が上がればさらに給与は高くなります。

やりがいがある

FASの仕事はクライアントの経営をサポートし、企業価値を高めることです。企業の経営層と一緒に仕事をすることも多く、経営に関わる仕事であるため大きなやりがいを感じられます。

また学んだことが仕事に活かされるため、モチベーションアップにもつながります。

キャリアの選択肢が増える

FASに転職すると監査だけでなく、M&A、フォレンジック、バリュエーションなど様々な業務に関わることができます。その結果幅広いスキルが身につき、今後のキャリアの選択肢が大きく広がります。

FASに転職するデメリット

激務な職場が多い

FASでは激務になることが多いです。

FASはプロジェクトベースで仕事が進み、その期間や規模によっては激務になりやすい性質があります。

M&Aや不正調査には納期が決まっており、間に合わせるために納期前は残業続きになることも少なくないと言われています。

精神的な負担が大きい

FASの仕事は複雑で専門的です。それらの仕事をこなしてクライアントの期待に応えなければならないため、精神的な負担が大きくなります。

FASはスキルが身につきやりがいのある仕事である反面、メンタル的にタフでないと難しい仕事でもあります。

おわりに

FASに転職する平均年齢やFASでのキャリア、FASに転職するメリット・デメリットについてご紹介しました。

FASへの転職は簡単ではありませんが、様々なスキルを学ぶことができる人気の職業です。興味がある方は挑戦してみてください。

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