未経験から損害保険会社に転職するために押さえておきたいポイントまとめ!

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損害保険会社は収入が高く、様々なスキルや知識が身につけられるため転職先として人気な業界です。

本記事では損害保険と生命保険の違い、業務内容、転職するメリット・デメリットなどをご紹介しています。損害保険業界への転職に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

未経験者が押さえておきたい損害保険の基礎知識

保険には三つの領域がある

保険事業は法律によって三つの領域に分かれています。

まず「人の生死に対して保険金が支払われる」のが第一分野で、生命保険はこの分野に当たります。具体的には定期保険、終身保険、個人年金保険などです。

次に「事故による損害に対して保険金が支払われる」のが第二分野で、損害保険はこの分野に当たります。具体的には自動車保険、火災保険、損害賠償責任保険などです。

最後は「疾病や傷害に対して保険金が支払われる」のが第三分野で、生命保険会社と損害保険会社のどちらも販売しています。具体的にはがん保険、医療保険、介護保険などです。

損害保険と生命保険のその他の違い

損害保険と生命保険が異なるのは対象領域だけではありません。

生命保険の保険金は事前に決められた額が支払われるのに対して、損害保険は実際に被害に遭った分と同じ額の保険金が支払われます。

また生命保険は何十年という長い期間積み立てる保険であるのに対して、損害保険は基本的に一年ごとの更新になります。また旅行の間だけ、など短期間だけ加入できる損害保険もあります。

生命保険会社は自社の営業職員が顧客の元を訪問し、保険商品の紹介と販売を行うことが基本です。近年では代理店チャネルや通信販売も活用されていますが、主軸は訪問販売である企業が多いです。

一方損害保険会社は保険代理店での紹介・販売がメインになっています。また自動車販売店のように保険販売以外の業務を行っている場所で、本業の付随的に販売されることもあります。

損害保険会社の業務内容

営業部門

損害保険会社の営業部門は、代理店への営業や販売支援、契約手続きの処理・確認等を行います。代理店だけでなく、インターネットや電話で直接契約手続きを行うこともあります。

その他には申込書に不備があった場合の連絡や問い合わせ対応、グループ会社や代理店への連絡等を行います。

損害サービス部門

損害保険会社の損害サービス部門は、事故や災害に合った顧客に対する連絡や保険金支払い手続き等を行います。営業部門に比べて、データ入力や事務的な作業が多くなります。

その他には保険金の計算、自動車修理工場等への連絡も行います。

代理店

代理店は損害保険会社の代理として、顧客に対して提案や保険手続きを行います。

保険代理店業を主として行う専業代理店の他に、自動車販売店や不動産会社のように保険代理店以外の業務も行う兼業代理店、自社製品の損害保険を扱う機関代理店等があります。

代理店では新規申し込み・更新・変更等の手続き、顧客への保険商品の説明、その他事務作業を行います。

未経験から損害保険会社に転職するメリット

高収入である

損害保険業界は金融業界の一つであり、その他の職業と比べて収入が高い水準にあります。

大手損害保険会社の平均年収は600万円前後で、転職により収入アップを考えている人におすすめです。

高いスキルが身につく

損害保険会社の営業部門では代理店の新規開拓を行うこともあり、どの業界でも活かせる高いスキルが身につきます。

また金融に関する知識も得ることができるため、ネクストキャリアの幅が広がる業種です。

やりがいが大きい

損害保険会社は事故や災害などのリスクに見舞われた顧客を支援する仕事のため、やりがいが大きいことも魅力の一つです。

また自身の成果に応じてインセンティブを支給する企業もあり、実力が評価されやすい点をやりがいに感じる人もいます。

未経験から損害保険会社に転職するデメリット

契約獲得が難しい

損害保険会社の営業部門では、法人営業を行います。法人営業で契約を獲得すると保険料が億単位になることもあり、大きな達成感を感じることができます。

しかし損害保険は補償がメインの商品であり、他社との差別化を図りにくい商品です。そのため契約を取るのが難しく、長期間成果が伴わなければストレスに繋がります。

代理店へのサポートが大変

業務内容に代理店へのサポートが含まれている場合、やり取りが重なり混乱する事態に陥ることがあります。

また代理店は土日も営業しているため、休日でも対応が必要な場面があります。業務連絡や休日出勤が重なると、負担に感じる場合があります。

代理店営業の成果に左右される

損害保険会社の営業職は、担当する保険代理店の成果に依存することがあります。そのため保険代理店の営業成績に繋がるように、営業支援やマネジメントをしっかりと行う必要があります。

また契約の9割は代理店が行っているため、保険会社は代理店より立場が弱くなることがあります。顧客だけでなく代理店にも気を配る必要があり、ストレスを感じる原因になります。

損害保険会社に向いている人の特徴

コミュニケーションを取ることが好きな人

損害保険会社の営業では、顧客や代理店、グループ企業等とコミュニケーションや連絡を取ることが多いです。

そのため多くの人と関わることが好きで、コミュニケーション能力に長けている人は損害保険会社に向いていると言えます。

落ち着いて相手の話を聞ける人

損害サービス部門では、実際に事故や災害に遭った顧客に対して冷静に対応することがあります。

相手は取り乱していたり不安を抱えていることが多いため、相手の話をよく聞き気持ちに寄り添うことのできる人が向いています。

資格を持っている人

損害保険の販売には損害保険募集人資格が必要になります。そのため業務のために勉強したり知識を習得することが苦にならない人が向いています。

また営業職(総合職)では海外とやり取りすることもあり、英語に関する資格を持っていると評価が高くなります。

おわりに

損害保険会社の業務内容ややりがい、向いている人の特徴についてご紹介しました。

損害保険会社には様々なポジションがあり、どれも大変な業務はありますがやりがいも大きい仕事です。興味のある方は、転職エージェントに相談してみてください。

損害保険会社への転職相談はハイディールパートナーズへ

ハイディールパートナーズには、損害保険会社への転職支援実績が豊富なキャリアコンサルタントが在籍しており、損害保険会社でのキャリアにご関心のある方を対象に、今後のキャリアについてのご相談を承っております。

弊社は人材紹介事業とともにM&A仲介事業を手掛ける関係で、多くの大手企業と取引があり、非公開案件含む数多くのポジションを保有する点が特徴です。

まずはご志向やご不安な点、お悩みの点をお聞きし、業界情報のご提供やキャリア形成についてのご相談をさせていただければと思いますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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