行政書士事務所の中途採用・転職市場動向やポイント、おすすめ転職エージェント5選!
行政書士事務所は求職者に人気の業界で、中途採用も活発に行われており、多くの求人が存在しています。
本記事では、そうした行政書士事務所業界の仕事内容や転職市場動向、転職のポイントを解説するとともに、行政書士事務所業界における代表的事務所、行政書士事務所への転職に強いエージェントについて解説していきます。
行政書士事務所の概要・市場動向
行政書士事務所とは
行政書士とは、クライアントの依頼を受けて官公署に提出する書類の作成や申請を行う国家資格者です。
行政書士が集まって設立した物を行政書士事務所といいます。
行政書士事務所の行う業務は行政書士資格を持つもののみが行える独占業務で、業務を行うにあたっては民法を中心に幅広い法律の知識が必要となります。
主な業務は「書類作成業務」「許認可申請業務」「コンサルティング業務」です。
行政書士事務所の主な仕事内容
書類作成業務
書類作成業務は行政書士のメインの業務であり、役所に提出しなければならない会社設立の手続きや飲食店の開業手続き等に関する書類をクライアントに代わって作成します。
これらの書類の多くは行政書士のみが作成権利を持つものです。
役所へ提出する書類の他、遺産相続に関する書類や民間取引に関する書類など、権利や義務に関わる書類も作成します。
許認可申請業務
作成した書類を基に、事業を始めるために必要な許可を官公署に申請する業務が許認可申請業務です。
許認可の種類は1万種類以上あるといわれており、申請の難易度も様々です。
コンサルティング業務
行政書士はあらゆる許認可の申請方法や市民の権利に関する知識を活かし、中小企業の経営や市民の権利や義務に関わる問題に対して相談を受け付け、コンサルティングを提供しています。
公的手続きの電子化や簡略化が進む中で、個人での申請を行う人々も増えており、行政書士に対する相談のニーズは高まりつつあります。
行政書士事務所における中途採用
行政書士事務所の転職市場動向
行政書士事務所業界は給与水準が高く、自身のキャリアアップも望めることから転職市場においても非常に高い人気を博しています。
ですが行政書士事務所業界への転職は高いスキルが求められるだけでなく、中途での採用人数も限られるため、高倍率となり転職活動が難航する場合も少なくありません。
そのため、行政書士事務所への中途採用での転職を目指す際には、行政書士事務所業界への知識を深めることで求められている人材像を明確化するとともに、自身のこれまでの現職における経験やスキルがどのように生かせるのか深く考察することが重要です。
行政書士事務所への転職のポイント
業界・企業研究を徹底する
競争率の高い行政書士事務所の選考を勝ち抜くためには、まず前提として行政書士事務所のビジネスモデルや業界動向をきちんと理解していることが重要です。
国内でも行政書士事務所の需要が高まりつつある業界全体の動向を捉え、業界が求めている人材像を深く理解することに加え、その人材像に自身の強みをマッチングさせた志望動機の作りこみが重要です。
また、志望度の高さも面接時のポイントとなるため、各社の特徴を適切に捉え、他社との違いを明確に示し具体的なアピールができると内定に近づきます。
その際には、公知情報に基づく研究に加え、業界動向に詳しい転職エージェントなどからの生の情報を積極的に取りに行くことがおすすめです。
業務に関連する資格を取得する
特定の資格を取得しておくことで、行政書士事務所の選考において有利に働くことがあります。
行政書士の業務において役立つ資格としては、「行政書士」「TOEIC・TOFLE」があります。
「行政書士」は法律系の国家資格です。行政書士事務所の業務は行政書士の独占業務が多いため、こういった業務に携わるのであれば資格取得は必須です。試験は年に1度行われ、年齢や学歴による受験資格の制限はなく、誰でも受験が可能です。
また、近年外国人労働者の受入れがますます盛んになっており、在留資格やビザに関する書類の作成機会が増加しています。そのため外国語でコミュニケーションをとれる行政書士は多くの事務所から求められており、英語関連の資格の取得は選考で有利に働くといえます。
書類作成能力を鍛える
行政書士の主な業務は、官公署に提出するための複雑で高度な書類を作成する書類作成業務です。
そのため書類の作成能力を鍛えておくことはその後の業務においても非常に有効です。
行政書士事務所業界における代表的な事務所例
オータ事務所行政書士法人
オータ事務所行政書士法人は東京にある行政書士事務所です。
建設業の許認可申請に強みをもっており、年間1万件以上の申請を行う国内最大手の行政書士事務所です。
会社名 | オータ事務所行政書士法人 |
所在地 | 〒163-1349 東京都新宿区西新宿6丁目5番1号 新宿アイランドタワー22階 |
代表者 | CEO 太田哲也 |
URL | https://www.ota.co.jp/gyouseishoshi/ |
行政書士法人きずなグループ
行政書士法人きずなグループは神戸にある行政書士事務所です。
自動車登録におけるあらゆる業務に対応しており、関西を中心に複数の事務所を構えています。
会社名 | 行政書士法人きずな神戸 |
所在地 | 〒658-0024 神戸市東灘区魚崎浜町27-21(神戸印刷センター本館4階) |
代表者 | 代表者 森本 楽 |
URL | http://www.kizuna-group.com/ |
TOMA行政書士法人
TOMA行政書士法人は東京にある行政書士事務所です。
法人の設立や営業許認可を主に取り扱っており、企業の法務に関するサポートも行っています。
会社名 | TOMA行政書士法人 |
所在地 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館3階 |
代表者 | 代表社員 藤間 秋男 |
URL | https://www.toma.co.jp/pn/ |
SATO行政書士法人
SATO行政書士法人は札幌にある行政書士事務所です。
社労士事務所などを傘下に持つSATOグループの一員であり、グループ力を活かして許認可に関する総合的なサポートを行っています。
会社名 | SATO行政書士法人 |
所在地 | 〒065-0005 北海道札幌市東区北5条東8丁目1番33号 |
代表者 | 代表社員 佐藤 良雄 |
URL | https://sgs.sato-group.com/ |
行政書士事務所への転職におすすめのエージェント
ハイディールパートナーズ
ハイディールパートナーズは行政書士事務所業界に専門的な強みを持つ転職エージェントです。
同社は職業紹介事業のほか、M&A仲介事業を展開しており、買い手となり得る大手企業各社と非常に深い接点を持っているため、非公開求人含め最新かつ幅広いポジションを有しています。
また、同社には実際に行政書士事務所への転職支援の経験が豊富なエージェントが在籍しており、選考対策から入社後の働き方のイメージまで、専門的な見地からアドバイスを受けることが可能です。
会社名 | ハイディールパートナーズ株式会社 |
所在地 | 〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5-20 KSビル7階 |
代表者 | 代表取締役 赤羽 貴宏 |
URL | https://hideal-p.com/ |
MS-Japan
MS-Japanは管理部門と士業のサポートに特化した転職エージェントです。
業界最大級の1万2千件以上の求人が掲載されており、この分野では転職決定率No.1を誇ります。
会社名 | 株式会社MS-Japan |
所在地 | 〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム4F |
代表者 | 代表取締役会長兼社長CEO 有本 隆浩 |
URL | https://company.jmsc.co.jp |
リーガルジョブボード
リーガルジョブボードは行政書士を含む、士業向けの転職エージェントです。
行政書士事務所の求人を多く保有しており、面接対策・面札動向などのサポートを受けることが出来ます。
会社名 | 株式会社WILLCO |
所在地 | 〒107-0052 東京都港区赤坂4-2-6 住友不動産新赤坂ビル10階 |
代表者 | 代表取締役 土屋 佳大 |
URL | https://legal-job-board.com/ |
プロキャリア
プロキャリアは士業や企業管理部門の求人に特化した転職エージェントです。
定期的に司法書士事務所の合同説明会やセミナーが開催されており、様々なサポートを受けることが出来ます。
会社名 | 株式会社東京リーガルマインド |
所在地 | 〒164-0001 東京都中野区中野4-11-10 アーバンネット中野ビル |
代表者 | 代表取締役会長 反町 勝夫 |
URL | https://lec-procareer.jp/ |
SACT
SACTは士業特化の転職エージェントです。
1000人以上のエージェントが在籍しており、特に行政書士の求人を多く保有しています。
会社名 | 株式会社SACT |
所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-18-7 窪島ビル8階 |
代表者 | 代表 塚原 光男 |
URL | https://sactjp.com/shihou-navi/ |
おわりに
本記事では行政書士事務所業界の仕事内容や転職市場動向、転職のポイントを解説するとともに、行政書士事務所業界における代表的事務所、行政書士事務所への転職に強いエージェントについて解説しました。
行政書士事務所への転職は競争も激しく、深い業界理解や志望動機の作り込みが求められるため、転職活動に当たっては専門性を持ち合わせたエージェントを活用することがおすすめです。
本記事でまとめたエージェント一覧も参考に、ぜひ行政書士事務所への転職の相談をしてみてはいかがでしょうか。
行政書士事務所への転職相談はハイディールパートナーズへ
ハイディールパートナーズには、行政書士事務所業界への転職支援実績が豊富なキャリアコンサルタントが在籍しており、行政書士事務所でのキャリアにご関心のある方を対象に、今後のキャリアについてのご相談を承っております。
弊社は人材紹介事業とともにM&A仲介事業を手掛ける関係で、多くの大手企業と取引があり、非公開案件含む数多くのポジションを保有する点が特徴です。
まずはご志向やご不安な点、お悩みの点をお聞きし、業界情報のご提供やキャリア形成についてのご相談をさせていただければと思いますので、どうぞお気軽にご相談ください。