楽天カードの評判や特徴、メリット・デメリットを解説

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楽天カードは、楽天カード株式会社が発行するクレジットカードです。

本記事では、楽天カードの基本情報を紹介するとともに、カードの特徴、メリット・デメリット、よくある質問、評判、類似カードとの比較をまとめて解説します。

目次

楽天カードの基本情報

楽天カードは、楽天ポイントを最大限に活用できるクレジットカードです。

通常は1%のポイントが還元されますが、楽天市場で買い物をすると通常のポイントに加えて2%分のポイントが付与されます。

ほかにも楽天ペイと組み合わせて利用する、楽天銀行を楽天カードの引落口座に設定するなどの方法でさらに還元率を上げることが可能になるため、楽天経済圏を活用している人にとって魅力的なカードといえます。

カード名楽天カード
発行会社楽天カード株式会社
年会費永年無料
ETC年会費:550円(税込)
発行対象高校生を除く18歳以上の方
国際ブランド
電子マネー
スマホ決済
楽天カードタッチ決済
Apple Pay
Google Pay
ポイント還元率1%
楽天市場での利用で、利用金額100円につき3ポイント
付与ポイント楽天ポイント(1ポイント=1円)
付帯保険海外旅行傷害保険:最大2,000万円
カード盗難保険

参照:楽天カード「楽天カード

楽天カードの特徴

楽天カードの特徴
  • ポイントがたまりやすい
  • ポイントの利用用途が豊富
  • 楽天グループのサービス利用で還元率アップ

ポイントがたまりやすい

楽天カードは、楽天経済圏内で活用することでポイントを簡単に貯めることができます。

公共料金の支払いなど一部ポイント還元率が低下する場合を除いて、通常の還元率は1%で100円につき1円相当のポイント貯めることができます。

楽天カードは楽天市場での支払いに用いることで通常の3倍にあたるポイントを獲得することができます。追加で付与される2ポイントの内訳は「楽天カード通常分+1倍」と「楽天カード特典分+1倍」です。

いずれも100円に付き1ポイント分が加算されることは同じですが、特典分は消費税・送料・ラッピング料を除いて計算される点に留意する必要があります。

また、通常分が翌月13日頃に付与されるのに対して、特典分は有効期限が定められているポイントが翌月15日頃に付与されます。通常分は上限が設けられていないですが、特典分は5,000ポイントの月間上限が定めらているという違いもあるため、貯まったポイントが通常分か特典分かでポイントを利用するタイミングも変わってきます。

楽天ポイントカードを楽天カードと併用することでポイントの二重取りも可能になります。楽天カードでの支払い直前に楽天ポイントカードを提示することで100円あたり2ポイントの還元を受けることができます。

参照:楽天カード「楽天ポイントカード機能について

ポイントの利用用途が豊富

楽天ポイントは利用用途が豊富に用意されているため、ポイントを持て余すことなく使い切ることができます。

楽天ポイントを利用できる店舗は、マクドナルド・ガストなどの飲食店やファミリーマート・デイリーヤマザキなどのコンビニ、ドラッグストア、アパレル、スポーツ用品店などあらゆる店舗で使うことができます。

また、楽天カードへの請求額をポイントで支払うこともできます。

この「ポイントで支払いサービス」を利用するためには楽天e-NAVIにて手続きすることが必要で、通常ポイントのみが利用対象になる点に留意する必要があります。

1ヶ月に利用できる回数は5回までで、手続き1回あたりに利用できるポイント数は、ダイヤモンド会員が50~500,000ポイント、ダイヤモンド会員以外が50~30,000ポイントと条件が設定されています。

楽天グループの各種サービスで使える点も特徴のひとつです。

楽天モバイルや楽天でんきを利用している方は月々の出費をポイントで支払う、ポイントでホテルのランクをアップグレードする、貯まったポイントで運用するなどポイントで自由に楽しむことができる点が楽天ポイントの最大のメリットです。

参照:楽天ポイントカード「使えるお店」、楽天カード「ポイントで支払いサービス」、楽天ポイントクラブ「楽天ポイントが使えるサービス

楽天グループのサービス利用で還元率アップ

楽天カードの保有者は楽天のグループサービスを活用することで還元率を上げることができます。

楽天カードには、SPU(スーパーポイントアップ)という対象サービスの条件を達成すると楽天市場でのお買い物がポイントアップするプログラムがあります。

SPUの対象となるのは全部で15サービスあり、全部の条件を達成することで楽天市場でポイントが16倍になります。(2022年11月1日時点)

SPUは他のキャンペーンと併用することも可能です。

楽天イーグルス、ヴィッセル神戸が勝利した翌日、もしくはワンダブルデーが開催される毎月1日には、2倍分のポイントが上乗せされて最大18倍になります。

お買い物マラソンが実施されている際は最大で28倍のポイントが加算されて44倍ものポイントが還元されます。

以上のように楽天市場を活用することで高いポイント還元を受けることができるため、現在楽天経済圏を活用している方や今後活用する予定のある方には必須のクレジットカードといえます。

参照:楽天市場「SPUとは

楽天カードのメリット・デメリット

楽天カードのメリット

楽天カードのメリット
  • カードデザインが豊富
  • 2枚目のカード作成が可能
  • 楽天カードラウンジが利用できる

カードデザインが豊富

楽天カードはデザインが豊富であるため、好みに合わせて券面デザインを選ぶことができます。

2023年3月時点では、通常デザインやお買い物パンダデザインのほか、楽天イーグルス・武尊・ディズニー・YOSHIKI・ヴィッセル神戸デザインが用意されています。

2枚目のカード作成が可能

楽天カードでは2枚目のカード保有が可能になりました。

1枚目では選んでいないデザインのカードを保有する、利用シーン別で使い分ける、引き落としの口座を分けるなど様々な目的で2枚目のカードを活用できます。

楽天カードラウンジが利用できる

楽天カードの所有者はワイキキの『TギャラリアハワイbyDFS』とアラモアナの『アラモアナセンター』に設置されている楽天カードラウンジを無料で利用することができます。

なお、上位カードである楽天プレミアムカード以上のカードの所有者は、アラモアナセンターにある楽天ラウンジ内の専用スペース「Premium Room」も利用することができます。

楽天カードのデメリット

楽天カードのデメリット
  • 公共料金の還元率が0.2%
  • 国内旅行保険が付帯していない
  • 期間限定のポイントが多い

公共料金の還元率が0.2%

楽天カードででの通常の還元率は1%ですが、公共料金支払い時の還元率は0.2%と低めに設定されています。

そのため公共料金支払いでポイント還元を受けたい場合は、他の還元率が高いクレジットカードと使い分けるなどの対応が必要になります。

国内旅行保険が付帯していない

楽天カードには海外旅行保険は付帯していますが、国内旅行保険は付帯していません。

なお、上位カードにあたる楽天プレミアムカードでは国内旅行保険も付帯しているため、国内を頻繁に旅行する人は上位カードも含めて検討する必要があります。

期間限定のポイントが多い

楽天カードでは通常のポイントに加えて期間内に使用しないと失効する期間限定のポイントがあります。

短いものだと10日ほどの期限のポイントもあり、楽天Edyへのチャージやポイント交換もできず楽天のサービスで利用する必要があるため、使い方が限定される恐れがあります。

楽天カードの評判・口コミ

以下では楽天カードの評判や口コミを見ていきます。

楽天カードに関するよくある質問

楽天ポイントの「期間限定ポイント」とは?

「期間限定ポイント」とは、通常のポイントとは異なり、使用期限が限定されているポイントのことをいいます。

楽天PointClubアプリの通知機能を設定することで、ポイントの獲得の翌日や失効の前日にお知らせを受け取ることができます。

楽天ポイントをマイルに交換できる?

楽天PointClubにて楽天ポイント2ポイントあたり1マイルに交換することができます。

また、ANAマイルを楽天ポイントに交換することも可能ですが、交換レートは10,000マイル=8,000ポイントです。

家族カードでも楽天ポイントは貯まる?

家族カードでも楽天ポイントが貯めることができます。

なお、ポイントを貯めるには事前に家族カード会員名義の楽天ID・パスワードで楽天e-NAVIの利用開始手続きを完了させることが必要です。

楽天銀行カードと楽天カードの違いは?

「楽天銀行カード」は楽天カードが提供するクレジット機能と楽天銀行のキャッシュカードが一体になったクレジット機能付きキャッシュカードです。

楽天カードではVisa、Mastercard、JCB、American Expressの国際ブランドから選択することができますが、楽天銀行カードではJCBのみです。また、楽天カードのみ家族カード・楽天Edy機能・楽天ポイントカード機能を付帯することができるなどの差異があります。

楽天カードの所有者が楽天銀行カードを別途申し込みすることはできる?

楽天カードと楽天銀行カードの両方を持つことはできません。

楽天カードから楽天銀行カードへの切り替えを希望する場合は、楽天e-NAVIメニュー「カードの追加・切り替え」より手続きしなければなりません。

切替した場合は楽天銀行カードが手元に届き次第、現在持っている楽天カード・家族カード・楽天ETCカードの利用はできなくなります。

楽天カードと比較されるクレジットカード

スクロールできます
カード名楽天カード楽天プレミアムカード三井住友カード(NL)三井住友カードゴールド(NL)ビューゴールドプラスカード三井住友カードRevoStyle
年会費永年無料11,000円永年無料5,500円(年間100万円の利用で翌年以降永年無料)11,000円無料
発行対象満18歳以上(高校生除く)原則20歳以上の安定収入のある方満18歳以上(高校生除く)満20歳以上20歳以上満18歳以上(高校生は除く)
国際ブランド

ポイント還元率1%1%0.5%~5.0%0.5%~15%0.50%~9.83%0.5%~15%
公式サイト

楽天プレミアムカード

楽天プレミアムカードは国内外1,300箇所以上の空港ラウンジ、海外での旅行をサポートするトラベルデスク、動産総合保険などの利用ができます。

また楽天プレミアムカードを使って楽天市場で買い物をすると、ポイント付与が楽天プレミアム特典分として+2倍になります。さらに楽天市場コースを選択すると、毎週火曜日・木曜日は楽天市場での買い物でポイント1倍加算になります。

楽天市場での買い物をさらにお得にしたい人におすすめのカードです。

カード名楽天プレミアムカード
発行会社楽天カード株式会社
年会費11,000円(税込)
家族カード:550円(税込)
発行対象原則として20歳以上の安定収入のある方
国際ブランド
電子マネー
スマホ決済
楽天カードタッチ決済
Apple Pay
Google Pay
ポイント還元率1%
楽天市場での利用で、利用金額100円につき5ポイント
付与ポイント楽天ポイント(1ポイント=1円)
付帯保険国内旅行傷害保険:5,000万円
海外旅行傷害保険:5,000万円
動産総合保険:年間300万円
カード盗難保険
メリットデメリット
充実した付帯保険
お誕生月サービス
SPUによる還元率アップ
利用可能枠の上限増加
楽天サービス以外での還元率
期間限定ポイント
11,000円の年会費

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)は、券面にクレジットカード番号や有効期限が記載されてないナンバーレスカードとして2021年2月から発行が開始されました。

カードを利用する際に他人に見られる危険性が無いため、通常のクレジットカードと比較してセキュリティ面で優れており、ネットショッピングなどでカード番号を確認したい際は三井住友カード専用アプリであるVpassで確認することができます。

年会費は永年無料であるために保有コストがかからないほか、受付時間内(9:00~19:30)であれば最短5分で即時発行することが可能です。

カード名三井住友カード(NL)
発行会社三井住友カード株式会社
年会費永年無料
家族カード:無料
ETCカード:年会費550円(入会翌年以降、前年に一度もETC利用がない場合は年会費550円(税込))
発行対象満18歳以上(高校生は除く)
※20歳未満の方は保護者の同意が必要
国際ブランド
電子マネー
スマホ決済
ID
Apple Pay
Google Pay
ポイント還元率0.5%~5.0%
付与ポイントVポイント
付帯保険海外旅行傷害保険:最大2,000万円
※カード入会後に希望に応じて個人賠償責任保険、入院保険(交通事故限定)、携行品損害保険への切り替え可
メリットデメリット
SBI証券でのポイント還元
学生は還元率上昇
ポイントの使い道が豊富
ショッピング補償がない
アプリが不可欠

三井住友カードゴールド(NL)

三井住友カードゴールド(NL)は、券面にクレジットカード番号や有効期限が記載されていないナンバーレスカードです。

年会費が永年無料である三井住友カード(NL)と異なり、年間5,550円の年会費が必要となります。

しかし、三井住友カードゴールド(NL)の年間利用額が100万円を超えると、翌年以降の年会費が永年無料となり、一般カードよりも充実したサービスを受けることができます。

カード名三井住友カードゴールド(NL)
発行会社三井住友カード株式会社
年会費通常 5,500円
年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料
発行対象原則、満20歳以上で本人に安定継続収入のある方
国際ブランド
電子マネー
スマホ決済
ID
Apple Pay
Google Pay
三井住友カードWAON
PiTaPaカード
ポイント還元率0.5%~15%
付与ポイントVポイント
付帯保険お買物安心保険:年間300万円
海外・国内旅行傷害保険:最高2,000万円
※カード入会後に希望に応じて個人賠償責任保険、入院保険(交通事故限定)、携行品損害保険への切り替え可
メリットデメリット
宿泊予約・空港ラウンジサービス
資産運用でVポイントが貯まる
学生はポイントが貯まりやすい
家族ポイントが貯まる
基本のポイント還元率は高くない
旅行傷害保険がやや低い

ビューゴールドプラスカード

ビューゴールドプラスカードは、電車や駅ビルの利用でJREポイントがお得に貯まるカードです。

ビューゴールドプラスカードでモバイルSuicaへのチャージや定期券の購入をすると、最大4%のJREポイントが貯まります。貯まったポイントはSuicaにチャージすることができます。

また、一定の利用条件を満たすと国内ホテルの宿泊やディナーへのペア招待、世界1,300箇所の空港ラウンジの利用などの特典を受けられます。

カード名ビューゴールドプラスカード
発行会社株式会社ビューカード
年会費11,000円
発行対象20歳以上の安定した収入のある方
国際ブランド
電子マネー
スマホ決済
Suica
Apple pay
ポイント還元率0.50%~9.83%
付与ポイントJREポイント
付帯保険海外旅行保険:5,000万円
国内旅行保険:5,000万円
ショッピング保険:300万円
メリットデメリット
旅行保険が手厚い
条件達成で特典がもらえる
えきねっとの利用でさらにポイントが貯まる
通常のポイント付与率は高くない
Suica以外の電子マネーはお得になりずらい

三井住友カードRevoStyle(リボスタイル)

三井住友カードRevoStyle(リボスタイル)は、「マイ・ペイすリボ」というリボ払いで支払うカードです。

マイ・ペイすリボは買い物が自動的にリボ払いになり、毎月の支払額は締日時点利用残高に応じて異なります。また支払金額は後から増額することも可能です。

リボ払いのある月は津城のポイントに加えて、+0.5%のVポイントが加算されます。

手数料率は9.8%で、計画的に決済したい人におすすめのカードです。

カード名三井住友カード RevoStyle
発行会社三井住友カード株式会社
年会費無料
発行対象満18歳以上(高校生は除く)
※20歳未満の方は保護者の同意が必要
国際ブランド
電子マネー
スマホ決済
ID
Apple pay
Google pay
PiTaPaカード
三井住友カードWAON
ポイント還元率0.5%~15%
付与ポイントVポイント
付帯保険お買物安心保険:100万円
メリットデメリット
事前エントリーでポイント最大18倍
ポイントUPモール経由でポイント最大20倍
学生ポイントの対象会員は高還元
家族ポイント登録で高還元
リボ払い手数料が発生する
旅行傷害保険が付帯しない
即日発行に対応していない

おわりに

楽天カードは、使い勝手の良い楽天ポイントで還元されることが最大の特徴です。

楽天ポイントは様々なポイントの中でも貯めやすく、使いやすいポイントとして幅広い店舗で利用することができます。

楽天市場でお買い物をする方はより効率的に楽天ポイントをためることができ、楽天経済圏の恩恵を最大限享受するためには必須のクレジットカードです。

カード名楽天カード
発行会社楽天カード株式会社
年会費永年無料
ETC年会費:550円(税込)
発行対象高校生を除く18歳以上の方
国際ブランド
電子マネー
スマホ決済
楽天カードタッチ決済
Apple Pay
Google Pay
ポイント還元率1%
楽天市場での利用で、利用金額100円につき3ポイント
付与ポイント楽天ポイント(1ポイント=1円)
付帯保険海外旅行傷害保険:最大2,000万円
カード盗難保険
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