【企業インタビュー】入社半年で事業責任者へ──エス・エム・エスで挑む新規事業開発と社会課題解決

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株式会社エス・エム・エスは、「医療」「介護/障害福祉」「ヘルスケア」「シニアライフ」領域で人材・情報・業務支援サービス等を展開する東証プライム上場企業です。高齢社会が抱える社会課題の解決に向け、40以上のサービス展開を通じて価値提供を続けています。

現在、同社の新たな挑戦として本格的に事業展開しているのが、2023年に参入した障害福祉領域です。
今回は、障害者雇用支援グループのグループ長として事業責任者を務める大貫様に、入社後わずか半年で事業責任者へ就任された背景や、事業の展望、求める人物像についてお伺いしました。

大貫康平様 プロフィール

株式会社エス・エム・エス
ウェルビーイング支援事業本部 障害者福祉支援部
障害者雇用支援グループ グループ長

大学在学中より医療系スタートアップに長期インターンとして参画し、そのまま正社員として入社。同社ではSaaS事業の法人営業やカスタマーサクセスに従事したのち、新規事業として医療系メディアの立ち上げをプロジェクトオーナーとして指揮。コンテンツ企画から集客、チームマネジメント、組織開発まで幅広く事業づくりを牽引した。

2024年4月に株式会社エス・エム・エスへ参画。障害福祉領域の事業企画として法人営業や求職者支援等に携わり、入社半年で事業責任者に就任。現在はウェルビーイング支援事業本部にて障害者雇用支援グループのグループ長を務め、事業拡大や組織づくりのほか、新規事業開発を指揮している。

※記載内容は2026年9月時点

目次

事業を伸ばす力を身につけるべく、スタートアップからエス・エム・エスへ転職

大貫様のご経歴をお伺いしてもよろしいですか。

新卒で入社した医療系スタートアップに勤めた後、2024年4月にエス・エム・エスへ入社しました。現在は障害者雇用支援グループの責任者を務めています。

1社目は、大学生のときの長期インターンから参画し、そのまま社員になりました。担当していたのは主に営業で、SaaS事業(ソフトウェアをサービスとして提供するビジネスモデル)であったため、電話やメールでの営業活動から、契約後のお客様サポートまで幅広く経験しました。

加えて、事業づくりに必要なことは一通り経験しまして、具体的には、新規事業としてのメディア事業の立ち上げから記事の企画・編集、イベントなどオフラインでの集客、商品企画、採用活動まで担当しました。

エス・エム・エスへ入社したきっかけや背景を教えてください。

「自分の力で事業を伸ばせるようになりたい」と考えたことが転職のきっかけです。当時30社ほど話を聞かせていただいていましたが、その中でエス・エム・エスを選んだ決め手は3点ありました。

1点目は、市場の成長性です。障害福祉の分野は、障害のある方の人口比率が増え、それに関わる企業や団体も増えています。国としても力を入れている分野であり、エス・エム・エスには、成長市場に投資していく姿勢があると感じました。

2点目は、社会課題を解決していくという会社の姿勢への共感です。特に障害福祉の分野では、「障害のある方の社会参画の障壁(壁)を無くす」というビジョンに強く共感しました。障害のある方は10人に1人ともいわれる一方、解決に取り組む企業はまだ多くありません。だからこそ、この身近で大きな社会課題の解決に挑戦したいと考えました。

3点目は、熱量のある組織です。事業会社として売上も重要ですが、売上至上主義ではなく、お客様や利用者の方に価値を届けたいという強い思いを持った方が多いことに魅力を感じました。

複数事業を通じて、多面的に高齢社会によって生じる課題の解決に挑戦できる環境

エス・エム・エスの事業内容について教えてください。

エス・エム・エスは「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」というミッションを掲げ、人口減少・少子高齢化に伴う社会課題に向き合っています。

高齢社会によって生じる課題は複雑に絡み合っているため、複数かつ連鎖的な事業展開を通して、本質的な解決を目指しています。その中で、障害福祉領域では、2つの事業を展開しています。1つは、障害のある方が自分の特性や希望に合った仕事・就労支援事業所と出会えるよう、人材紹介と情報提供の両面から支援する事業、もう1つは、障害福祉事業者の業務効率化や経営改善を支援する事業です。私は前者のうち、主に人材紹介事業の責任者を務めています。

障害のある方の就労支援事業におけるエス・エム・エスの強みについてお伺いできますか。

エス・エム・エスの最大の強みは、1つの事業だけで課題を捉えるのではなく領域全体で解くべき課題を捉え、事業・サービスを提供していることです。障害福祉には、障害のある方だけでなく、国や福祉事業所、ご家族、雇用する企業など、多くのステークホルダーが関わっています。それぞれにサービスを提供し、分野全体をより良くしていくことで、最終的に障害のある方がより良く生きられる社会を目指しています。

その中で、障害のある方の就労支援における強みは2つあります。1つは、長年当社が培ってきた人材紹介のノウハウや組織力を活かせること、もう1つは、自社で障害者雇用に積極的に取り組み、障害者雇用の社内組織「シェアードサービスグループ」で100名規模の採用・組織運営を行ってきた知見を活かせることです。この2つの強みを掛け合わせ、当事者と企業の双方に本質的な価値を提供できることが、私たちならではの強みだと考えています。

エス・エム・エスだからこそ経験できる仕事の魅力や、他社と異なる点を教えてください。

大きく4つあると考えています。1つ目は、現場の声、ユーザーの声を事業に繋げていく文化です。私は人材紹介の事業からエス・エム・エスでのキャリアをスタートしましたが、市場や顧客、ユーザーの解像度が高まれば高まるほど、企業が抱える課題は採用だけではなく、入社後の定着や、どんな仕事を任せるかという準備、社内研修等、多岐にわたることが分かりました。その後、こうした課題を解決する新しい事業を提案して立ち上げ、現在はその事業の責任者としてPL管理まで担っています。

2つ目は、短期ではなく中長期で社会課題に向き合う姿勢です。エス・エム・エスが向き合う社会課題は大きく複雑だからこそ、目先の売上ではなく、この市場や分野を将来どう変えていくかという視点で経営層や上司と日常的に話ができます。ここは大きな魅力だと思っています。

3つ目は、年齢に関係なく挑戦できることです。私自身、入社したのは25歳のときでしたが、入社半年で事業責任者になりました。当時は何も分からない状態でしたが、挑戦を後押しする文化があり、上司をはじめ周囲の支えを受けながら、事業をつくる側のキャリアを歩むことができました。

4つ目は、再現性のある事業づくりを学べることです。エス・エム・エスは40以上のサービスを、医療や介護、ヘルスケアなど幅広い領域で展開しており、手法も人材紹介やメディア、SaaSなど様々です。それらの経験が社内に蓄積されているので、感覚に頼らず、確かな知見に基づいて、再現性のある事業の立ち上げを進めていける点はとても魅力的です。

大企業ながらもスピード感のある意思決定と、挑戦を後押しし人を育てる文化

大貫様がご入社されてから経験してきた業務について教えていただけますか。

入社後の半年間は事業に必要なことを幅広く担当しました。その後は事業責任者として組織づくりに取り組み、現在は新規事業開発に携わっています。

最初の半年間は「事業企画」という担当領域が明確には決まっていないポジションであったため、法人営業から求職者支援、集客まで幅広く経験することができました。まだ顧客情報を管理する仕組みがなかったため、自ら一覧を作成して管理体制を構築したほか、経理部門との連携方法もゼロから整備しました。泥臭く顧客や市場、サービスと向き合う期間でした。

半年後には事業責任者となり、法人営業や集客を中心に、各拠点の成長、組織づくり、採用にも取り組みました。そして現在は新規事業開発に挑戦しています。入社以来、現場で顧客の声と事業に向き合ったことで、「人材紹介だけではこの市場の課題を解決しきれない」と痛感し、新たな事業を生み出すことができました。

ご入社されてから感じたギャップはございましたか。

一番のギャップは、意思決定のスピードが想像していた以上に速かったことです。これはいい意味で驚きました。

前職は小規模な組織だったため、入社当時グループ全体で約4,500人規模のエス・エム・エスでは意思決定に時間がかかるのではないかと入社前は少し心配していました。もちろん上場企業として必要な承認プロセスはありますが、経営層とも近い距離で議論できますし、何かを進めたいと思えば、関係部署のメンバーを集めて話し合い、すぐに動き出せます。

実際に働いてみて、会社の規模が大きいからといって意思決定や挑戦のスピードが遅くなるわけではないと実感しました。むしろ、大きな組織の力を活かしながら、スピード感を持って新しいことに挑戦できる環境だと感じています。

事業責任者として早期に活躍できたのはどのような環境があったからだと感じますか。

エス・エム・エスの「人を育てる環境」があったからこそ成長できたと思っています。挑戦を後押しする文化だけでなく、それを支える体制が整っていることが大きかったです。

事業責任者になった当初は、事業PLの見方も分からず、経理や情報セキュリティなど、前職ではなかった部署との連携にも苦労しました。やったことがないことばかりでした。そんな中、部長が週1回必ず対話の時間をつくり、分からないことがあれば社内の各領域に詳しい方につないでくれました。そのうえで「あなたはどうしたい?」と、常に自分の考えを尊重して一緒に考えてくれました。

未経験の部分は支えてもらいながら、事業の主体者として対等に議論してもらえる。そんな環境があったからこそ、早い段階で事業を立ち上げ、成長させることができたのだと思います。

社会課題に想いを持ったメンバーとチームで成果創出に取り組んでいく

事業責任者になられて感じたやりがいや大切にしていることをお伺いできますでしょうか。

一番のやりがいは、お客様や利用者の方から感謝の言葉をいただける瞬間です。そのために大切にしているのは、自分ではなくチームを主語にすることです。

私は事業責任者という立場ではありますが、自分が評価する側だという意識はほとんどありません。一人で実現できることには限界があるからこそ、仲間と同じ目標を見据え、それぞれの力を掛け合わせながら成果を生み出していきたいと考えています。仲間が増えることで多様な強みが結びつき、チームとしてできることが広がっていく、その過程に大きな喜びを感じます。

また、お客様の困りごとに耳を傾け、課題の解決に向けて新たな事業やサービスへ発展させていくことも責任者ならではの醍醐味です。事業や会社、そしてこの分野に本気で向き合うからこそ見える可能性をチームで形にしていくことが何より楽しいですね。

新規事業を立ち上げる中で組織として意識していることはございますか。

組織に根付いているのは「まず小さく試してみよう」という考え方です。

新規事業を提案した際には、経営層や上司から市場性について多くの質問を受けましたが、最終的には、実際に動かなければ分からないこともあるため、まずは小さく始めようと背中を押してもらいました。AI活用を相談したときも、上司から小さな組織だからこそ積極的に試し、実践を通じて学んでいくことが大切だと言ってもらえたことが印象に残っています。

ただし、やみくもに挑戦するわけではありません。事前に十分な調査を行い、取り組む意義があるかを確認したうえで実行します。そうした準備を踏まえた挑戦は強く後押しされますし、想定どおりの結果にならなかった場合も次につながる学びとして受け止めてもらえます。だからこそ、失敗を過度に恐れず、思い切って行動できる組織だと感じています。

今後はどのようなことに注力していきたいですか。

障害福祉の分野が抱える社会課題に向き合い、業界をリードしていくことに注力していきたいです。その実現に必要なことであれば、領域を限定せず積極的に取り組んでいきたいと考えています。

一方で、自分自身の肩書きやキャリアにはあまりこだわりがありません。現在、責任者という立場にいるのも、目の前の課題に向き合い続けた結果だと捉えています。今後、役割や責任の範囲が広がる可能性もありますが、それ自体が目的ではありません。

何より大切なのは、お客様や利用者の方が抱えている困りごとを丁寧に捉え、自分たちにできる解決策を形にして、必要とする方へ届け続けることです。その積み重ねを通じて、障害福祉の分野全体をより良くしていきたいと思っています。

当事者意識を持って社会課題に真っ直ぐ向き合いたい方が活躍できる環境

エス・エム・エスで活躍されている方の共通点があればお聞かせください。

当事者意識が強く、役割やこれまでの経験にとらわれずに行動できる方が活躍していると感じます。

当事者意識とは、自分自身のことだけでなく、事業や社会が抱える課題を自分ごととして捉えて解決に向けて動く姿勢です。社内には、個人の評価や利益ではなく、お客様や利用者の方、社会に対して何ができるかを起点に考える方が多く、そうした方が着実に成果を上げています。

また、職種や年齢、過去の経験に自分の可能性を限定しないことも大切です。目標の実現に必要なことを考え、不足するスキルがあれば自ら学び、担うべき役割があれば積極的に引き受け、本当に解決すべき課題を見失わず、柔軟に行動できる方ほど活躍の幅を広げていると思います。

今後入社を検討される候補者の皆様へメッセージをお願いします。

社会課題に真っ直ぐ向き合い、チームや社会を主語にして行動できる方にぜひ来ていただきたいです。

社会課題は、一朝一夕で解決できるものではありません。さまざまな要因が複雑に絡み合う中で、厳しい現実から目を背けず、一つひとつの課題を着実に、そして可能な限り早く解決していく必要があります。そのため、簡単に答えが出ない状況でも、粘り強く向き合い続ける姿勢が大切です。そうした思いを持つ方にとって、エス・エム・エスには本気で挑戦できる環境があると思います。

また、自分にとって何が良いかだけではなく、チームにとって今何が必要か、社会に対して自分たちは何をすべきかという視点を持つことも重要です。必ずしも高尚な課題意識がなくてはならないというものではありません。日々の社会に対するシンプルな課題意識を共有しながら、同じ目標に向かい、周囲と力を合わせて社会課題の解決に取り組める方と、ぜひ一緒に働きたいです。

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