【企業インタビュー】プログライブコンサルティング―現場力を武器に中小企業の不安を解消する

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株式会社プログライブコンサルティングは、ITインフラ企業として20年の実績を持つプログデンスグループから2023年に誕生したコンサルティング会社です。中小企業を中心に、DX戦略の策定からセキュリティ対策、実行支援までを一貫して提供しています。

「お客様が自走できる状態をつくる」ことを最終ゴールに掲げる同社は、現在約20名の組織で、事業・組織ともに拡大を進めています。エンジニアからコンサルタントへと自らキャリアを切り拓いてきた代表の中川暢也様に、事業の全体像、組織のカルチャー、そして求める人物像を伺いました。

中川 暢也(なかがわ のぶや)様 プロフィール

株式会社プログライブコンサルティング 代表取締役

ITエンジニアとしてサーバー・ネットワーク領域でキャリアをスタートし、大手通信キャリアのインフラ構築などを経験。2013年に株式会社プログデンスに入社後、プロジェクトマネージャー、インフラアーキテクト事業部の部長を経て、2019年よりコンサルティング事業の立ち上げに着手。

ユーザー企業への常駐支援を通じて顧客課題の解決に取り組む中で、コンサルティング事業の本格展開を決意。2022年4月にDX戦略事業部 副事業部長に就任し、2023年10月、プログライブコンサルティングを設立し代表取締役に就任。

※掲載内容は2026年8月時点

目次

エンジニアからコンサルへ――現場経験を武器に会社を立ち上げるまでの道のり

中川様のご経歴を簡単にお伺いしてもよろしいですか。

エンジニアとしてキャリアをスタートし、現場での経験を積む中でコンサルティングの道に進み、その後、現在のプログライブコンサルティングの立ち上げに至りました。

元々は2005年頃、ITが盛り上がっていた時期にエンジニアの世界に入りました。たまたま入社した会社でエンジニアを募集しており、サーバーエンジニアとしてキャリアをスタートしました。その後、通信キャリアのバックボーンネットワークの構築に携わる機会があり、サーバーとネットワークの両方を経験しました。ITの中でも「インフラ」と呼ばれる領域を幅広くカバーできたことが、後のキャリアの土台になっています。

30歳を迎える手前で、結婚などライフスタイルの変化もあり、自分のキャリアを見直すタイミングが来ました。そこで現在の親会社であるプログデンスに2013年に入社しています。元々プロジェクトマネージャーを目指していて、エンジニアから上流工程に進みたいという思いがありました。実際にSIerでのプロジェクト経験を積んでいき、部長職にも就いたのですが、組織マネジメントだけでなく、自分にとって未知だったコンサルティングの領域にも挑戦したいという気持ちがあり、2019年頃からコンサルティング事業に着手しました。

大きな転機になったのは、お客様先に常駐した経験です。それまでIT側にいた自分にとって、周囲はITに詳しい人ばかりでしたが、お客様の現場に行くとまったく違う世界が広がっていました。お客様自身も何に課題があるのか分からず、どう進めればいいかも分からない状態で、不安を抱えていらっしゃいました。

そこで私がこれまでのIT経験を活かして一緒に課題解決を進める中で、その進め方をお客様からも高く評価していただけました。これがきっかけとなり、プログデンスの中でコンサルティング事業をしっかり立ち上げていこうという話になったんです。2020年から2022年にかけて準備を進め、2023年10月にプログライブコンサルティングを4名で設立しました。

中途採用で、エンジニアからコンサルタントへの転職を目指す方や事業会社出身の方を幅広く募集しているのも、まさに私自身のキャリアと重なる部分が大きいからです。エンジニアからコンサルタントへ職種を変える難しさも、視座が変わったときの成長実感も、自分自身が経験してきたからこそ伝えられることがあると思っています。

中川様を中心に、会社を分けてコンサルティング事業を立ち上げたのですね。

はい、グループ内であえて会社を分けたのには理由があります。

一つは、ブランドの棲み分けです。プログデンスは今期20期を迎える会社で、インフラエンジニアリングの分野では幅広い実績があり、長年にわたってお客様からの信頼を築いてきました。ただ、その分「インフラの会社」というイメージが定着していましたので、より上流のコンサルティング領域を本格的に展開していくにあたって、新しい看板が必要でした。

もう一つは、グループ全体の世代交代を見据えた動きでもあります。私と取締役の小田がプログデンスからの在籍出向という形で、子会社の経営を担うことになりました。

なお、設立メンバー以外はほぼ全員が外部からの中途採用です。徐々に仲間が集まっていく中で、エンジニア経験者と事業会社出身者という二つの軸を中心に、私たちが目指すコンサルティングのビジョンを一緒に形にしているところです。

戦略検討から実行・運用まで――企業の課題を可視化し、一貫して伴走する

改めて御社の事業内容をお伺いしてもよろしいですか。

当社は大きく「戦略を考える部隊」と「実行する部隊」の2つで構成されています。お客様のデジタル活用を、戦略策定から実行・運用まで一貫して支援するのが当社の事業です。

一つ目の「戦略を考える部隊」は、DX戦略推進本部です。お客様が今どのような課題を抱えていて、今後どのような手を打てば効果が生まれるのかを整理し、戦略に落とし込む領域を担当しています。

中小・中堅企業の経営者の方は、日々の事業運営では着実に売上見込みを立てられていても、セキュリティリスクや事業の継続性といったテーマには漠然とした不安を感じていることが多いです。

ただ、専門家ではないので、その不安が具体的に何なのか分からないまま過ごしてしまっている。そこに対して、経営状況やインフラ環境を含め、ITを取り巻く状況を総合的に見た上で、どういったリスクがあるのか、社長が2〜3年後に実現したいビジョンに向けて、デジタルをどう活用すればそこに到達できるのかを一緒に描くような仕事をしています。

二つ目の「実行する部隊」は、デジタル推進本部です。戦略が固まった後の実行フェーズ、つまり実際にシステムを構築したり運用体制を整えたりしていく段階を担います。

ここはエンジニア経験を大いに活かせる領域で、セキュリティ対策やクラウド環境の整備、プロジェクトマネジメントなどが中心になります。エンジニア経験のある方であれば、技術的な基盤をすでにお持ちなので、その上でプロジェクト推進の力やお客様の課題を見極める力を一緒に磨いていけると考えています。

私たちが大切にしているのは、最終的にお客様自身で運用できるようになることです。私たちが支援を進める中で、ノウハウをお客様の社員の方に移していき、自走できる状態をつくる。それが当社のコンサルティングの最終ゴールです。戦略を立てて終わりではなく、最後の運用定着まで伴走する。戦略策定から実行、運用定着まで一貫して支援できるのが当社の特徴です。

現在注力しているコンサルティングテーマには、どのようなものがありますか。

現在、特に引き合いが増えているのは「セキュリティ領域」と「AI活用」の2つです。

セキュリティについては、経済産業省が進めているサプライチェーンのセキュリティ評価制度が大きなテーマです。これまで大手上場企業は自社のセキュリティ対策に多くの投資をしてきましたが、今後は取引先のセキュリティ対策状況も問われるようになっていきます。取引先に自社の情報を渡す際の管理体制や、その環境が外部から見てどうなっているかといった点が、基本契約の条件に組み込まれる可能性が高まっています。

当社では、まず診断としてお客様の現在のセキュリティ対応状況やインフラ環境を、経産省が策定中の評価基準に照らして確認し、その上で、今後どのような対策を打っていくかを一緒に検討し、戦略を立てるところまで支援しています。 AI活用に関しては、「業務効率化のためにAIを使いたいけれど、社内でどうルールを決めればいいか分からない」という企業が非常に多いです。ガイドラインの策定から、具体的にどう業務に組み込んでいくかという実装戦略まで、ご相談いただくケースが増えています。社内でもAIを積極的に活用しつつ、そこで得たノウハウをお客様への支援に還元していくという形で、対応領域を広げているところです。

立ち上げ期だからこそ得られる経験と、失敗を支えるチーム体制

御社の仕事の魅力や、他社との違いについて教えてください。

最大の魅力は、会社の仕組みそのものを一緒に作れる立ち上げフェーズにあることです。

外から見ると親会社であるプログデンスの100%出資子会社なので、親会社からの指示で動いているという印象を持たれるかもしれませんが、実態はまったく違います。事業内容、採用方針、社内規定に至るまで、すべて自分たちでゼロから考えて作っています。まだ約20名の組織ですので、今入っていただく方には、3年後、5年後には会社の中心人物になっていただきたいと考えています。

一方で、ゼロからのスタートアップとは違い、プログデンスが20年かけて築いてきたお客様との信頼関係や経営基盤を活かせるのが当社の強みです。グループとしての実績があるので、上場企業との直接取引を新たに始めるケースも増えてきています。

案件面では、チーム体制を大切にしており、入社後すぐに一人で現場に配属するということはまず考えていません。チャレンジには失敗がつきものですから、それをちゃんとフォローできる体制を作ることが重要だと考えています。現場では一人が中心になる場面もありますが、常に社内でコミュニケーションを取りながら、お客様に提供すべき価値は何かを一緒に考えて進めていきます。

もう一つの特徴は、経営者と直接対話する機会が多いことです。中小企業のお客様が中心なので、社長と直接お話しする場面が日常的にあります。目の前の困りごとというレベルではなく、「この先1〜2年で会社としてどうやって生き残るか」「世の中の変化にどう手を打つか」という経営レベルの課題に直接向き合う経験は、通常のITコンサルではなかなか得られません。チームで支え合いながら、今までにない環境で仕事ができるというのは大きな魅力だと思っています。

また、今はまだ新しい事業をどう作っていくか模索しているフェーズでもありますので、新規の取り組みに自分の経験を活かして挑戦したいという方にもチャンスがあります。「自信はあるけど一人でやるには不安がある」という方でも、チームの中でどんどん提案していただける環境です。

カルチャー面で御社の特徴や働く方の共通点はありますか。

共通しているのは、全員がプロ意識を持って、自分から発信する姿勢があることです。よく言うのは、みんなとにかく喋るということですね(笑)。

私たちの仕事は、黙々と作業をこなすだけでは評価されません。お客様にきちんと価値を伝え、時にはお客様を導くような発言をしていくことが求められます。お客様から言われたことをすべてそのまま叶えることが私たちの価値だとは思っていません。ご要望がお客様にとって正しい選択であればもちろん全力で支援しますが、時にはこちらからお客様を正しい方向に導いていかないといけない。それが私たちに求められる役割だと考えていますので、「言われたことをこなす」という仕事の仕方は望んでおらず、この意識は全員で共有しています。

同時に、社内ではお互いにリスペクトを持ちつつも、厳しいことを率直に言い合える関係を大切にしています。「それは本当にお客様のためになっているか」という問いかけは日常的に行われていますし、もちろん経営上、数字を追う部分もありますが、そこもオープンに話し合える組織です。

社名の「プログライブ」には、親会社プログデンスから受け継いだ「プログレス(進歩)」の精神が込められています。チャレンジすること、そしてチャレンジに伴う失敗を周囲が支えること。これは私自身がずっと体現してきたことですし、それがなければ私が会社を経営する意味はないと思っています。

転職というのもチャレンジです。新しい環境に飛び込む不安は誰にでもあると思いますが、その勇気を称えたいですし、マインド面でのサポートは私自身が最も大切にしているところです。まだ人数が少ないからこそ、「集まろう」と言えばすぐに集まれる距離感で、一人ひとりに向き合える環境があります。

(写真右奥:中川代表、写真左奥:小田取締役、写真手前:女性従業員)

困ったときに最初に相談される存在を目指して――求める人物像と今後の展望

御社の中長期的なビジョンを教えてください。

お客様が何か困ったときに真っ先に相談してくださる、そういうパートナーの立ち位置を築くことが最終的なゴールです。

私たちが目指しているのは、私たちがいなくても、お客様自身が自走できる状態をつくることです。お客様が課題を抱えていて、その解決を専門家として一緒に推進できることに私たちの価値があると思っていますが、私たちがその支援を何年も何十年も続けるのは、お客様にとっての正しい投資とは言えません。最終的には、お客様自身がこれまでできなかったことを自ら実行できるようになり、それが会社の資産としてちゃんと残る状態をつくるのがあるべき姿です。私たちの役割は、そのための仕組みづくりや、今の社員の方々にノウハウを渡していくことにあります。

社内でも私がよく言っているのは、「お客様に安心を届けられる存在になりたい」ということです。AIや情報があふれる時代ではありますが、経営において本当に重要な判断を行う場面では、やはり専門家の後押しが必要です。そこで「まずプログライブに聞いてみよう」と思っていただける関係を、一社一社と丁寧に築いていきたい。3〜5年後には、そうした信頼されるパートナーとしての立ち位置をより確立したいと考えています。

事業領域は、当面インフラ・セキュリティ・ネットワークといったプログデンスで培ってきた強みを基盤としつつ、DX推進やAI活用にも徐々に広げていきます。一社一社のお客様にしっかり向き合い、「あの会社に頼めば大丈夫だ」と思っていただけるような関係を着実に増やしていくことが、中長期的な成長の道筋だと考えています。

中途採用ではどのような方にご入社いただきたいですか。

コンサルティング業界の経験者も未経験者も、いずれも大歓迎です。両者に共通して最も重視しているのは、変化を恐れずにチャレンジできるマインドです。

立ち上げフェーズの組織なので、どうしても不安定な部分はあります。その中で、失敗を恐れずに「こうすべきではないか」と自分から意見や提案を出していただける方は、当社のコミュニケーションスタイルととても合います。積極的に発信して、時には自分の意見が通らないことがあっても、それを糧にして成長していけるしなやかさがある方であれば、非常にフィットすると思います。

もう一つ大切にしているのが、お客様の事業に対して当事者意識を持てるかどうかです。案件ごとにお客様の社員の方と同じ目線で活動できるかどうかは非常に重要で、契約で決められた範囲だけをこなすという姿勢では、「この人に頼りたい」とはなかなか思っていただけません。お客様に寄り添って、その会社をどう成長させるかを真剣に考えた上での行動こそが評価につながりますし、私たちが目指す立ち位置にもつながると考えています。

スキル面では、コンサルティング業界の未経験者についてはエンジニア経験者と事業会社出身者を中心に、幅広く歓迎しています。情報システム部門のご経験がある方は、社内規定やガイドラインの策定など、ユーザー企業ならではの経験をお持ちの方が多いので、そうした経験をコンサルティングに活かしていただけます。

私自身がエンジニアからコンサルタントに転身した経験があるので、視座の違いに戸惑う感覚も、それを乗り越えたときの成長実感もよく分かります。同じような挑戦をしたい方には、ぜひ来ていただきたいです。

コンサルティング業界経験者については、新事業の立ち上げなど、新たなチャレンジに意欲的な方にはぜひ来ていただきたいです。こうしたチャレンジを後押しする環境が当社にはありますし、そうした経験を糧に、数年後には組織の中核人材として会社の成長をともに牽引いただける存在になっていただきたいと考えています。

最後に候補者の皆様にメッセージをお願いします。

まずは気軽に一度お会いしたいです。どんな社長なのか、どんな会社なのかは、文字だけでは伝わりきらないので、カジュアルな面談でもまったく構いません。少しでもご興味があれば、ぜひお声がけください。

これからの長い人生の中で、一緒に働く人というのは本当に重要だと思っています。報酬ももちろん大切ですが、そのために心や体を壊してしまっては、この先の働く時間そのものを台無しにしてしまう。私はそれが一番嫌なんです。私がいつも面談でお聞きしているのは、「ご自身の目標はありますか」ということです。ご家族と旅行に行きたい、家を買いたい――何でもいいんです。その目標を実現するための手段として、お客様にしっかり価値を届け、その対価を報酬として受け取る。私たちはそのためのノウハウを一緒に身につけていける場をつくっています。

どうやったら自分の目標に向かって、やりがいを持って働けるか。合う・合わないは必ずありますので、まずはお互いの相性を確かめる場として、気軽にお話しさせてください。ご応募をお待ちしています。

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